Menu
(0)

Search

映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネ描く『モリコーネ 映画が恋した音楽家』公開決定 ─『ニュー・シネマ・パラダイス』監督が手掛けるドキュメンタリー

モリコーネ 映画が恋した音楽家
©2021 Piano b produzioni, gaga, potemkino, terras

2020年7月に逝去した巨匠、エンニオ・モリコーネ。1961年以来、500作品以上という驚異的な数の作品の音楽を手掛けたモリコーネのドキュメンタリー『ENNIO(原題)』が、『モリコーネ 映画が恋した音楽家』として2023年1月に日本公開されることが決定した。

モリコーネといえば、アカデミー賞外国語映画賞にも輝き、人生の喜怒哀楽のすべてを表すような旋律で情感豊かな映像と共に、人々の心に永遠に刻まれた『ニュー・シネマ・パラダイス』(1989)などをはじめ、ジュゼッペ・トルナトーレが監督するほぼすべての映画音楽を手掛けたことでも知られている。そんなふたりによる最後のタッグであり、トルナトーレ監督だからこそ引き出せる音楽界の巨匠の葛藤と栄光に迫る圧倒的音楽ドキュメンタリーが、『モリコーネ 映画が恋した音楽家』だ。

モリコーネ 映画が恋した音楽家
©2021 Piano b produzioni, gaga, potemkino, terras

本作は、『ニュー・シネマ・パラダイス』はもちろん、『荒野の用心棒』(1964)、『アンタッチャブル』(1987)、『ヘイトフルエイト』(2015)など、モリコーネが音で命を吹き込んだ45作品にも及ぶ数々の傑作の名場面と、最高の音響環境で再現された日本公演を含むワールドコンサートツアーのパフォーマンスで、巨匠の伝説を紐解いていく。

さらに本作では、クエンティン・タランティーノをはじめ、クリント・イーストウッド、ウォン・カーウァイ、オリバー・ストーンなど70人以上の錚々たる監督やプロデューサー、音楽家たちのインタビューが、“どうやってモリコーネは偉業を成し遂げたのか”という秘密を解き明かす。それと同時に、モリコーネのプライベートライフとコメントやアーカイブ映像によって、この愛すべき天才の魅力的な人間性を浮き彫りにする。

唯一無二の旋律であらゆる映画に愛と命を吹き込んだ天才音楽家の真実の姿とは。モリコーネと同じ時代を共にしたという奇跡にあらためて感動を覚える、圧倒的音楽ドキュメンタリーだ。

新型コロナウィルスの影響で公開延期となっていた本作は、2023年1月より公開。それに先立って、2022年10月24日から開催される第35回東京国際映画祭、「ガラ・セレクション」にて特別上映されることも決定している。

モリコーネ 映画が恋した音楽家
©2021 Piano b produzioni, gaga, potemkino, terras

ちなみに、モリコーネ自身が生前から計画をしていたオフィシャル・トリビュート・コンサートが、2022年11月5日(土)〜6日(日)の2日間に渡って、東京国際フォーラムで開催される。指揮を務めるのは、巨匠の次男でもあるアンドレア・モリコーネ。ワールド・プレミアとなるコンサートでは、モリコーネの珠玉の名曲を、映画の名場面や秘蔵映像とともに、オーケストラが奏でる。

ドキュメンタリー『モリコーネ 映画が恋した音楽家』は、2023年1月よりTOHO シネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国順次ロードショー。

Writer

アバター画像
THE RIVER編集部THE RIVER

THE RIVER編集部スタッフが選りすぐりの情報をお届けします。お問い合わせは info@theriver.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly