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「新スタートレック」エンタープライズDを組み立てよ ─ スタジオモデルを精緻に再現したレプリカキットが限定発売

新スタートレック エンタープライズD
TM & © 2021 CBS Studios Inc. STAR TREK and related marks and logos are trademarks of CBS Studios Inc. All Rights Reserved.

宇宙、そこは最後のフロンティア。これは、宇宙戦艦エンタープライズ号が、新世代のクルーのもとに24世紀において任務を続行し、未知の世界を探索して、新しい生命と文明を求め、人類未踏の宇宙に勇敢に航海した物語である──

「新スタートレック」(TNG)に登場した、U.S.S.エンタープライズ NCC-1701-D。「銀河の白鳥」とも呼ばれるこのギャラクシー級宇宙艦を、その手で組み立て、進宙させよ!デアゴスティーニより、『スタートレック エンタープライズD』がファン待望の発売となる。書店には並ばず、デアゴスティーニの公式ウェブ直販のみで入手可能な、数量限定のレア商品だ。

新スタートレック エンタープライズD
TM & © 2021 CBS Studios Inc. STAR TREK and related marks and logos are trademarks of CBS Studios Inc. All Rights Reserved.

このシリーズで我々が組み立てるのは、実際の撮影で使用された「スタジオモデル」を忠実に再現したエンタープライズD。全長なんと約70cmのスケールで、巨大な円盤部の無数の窓にいたるまでが緻密に作り込まれたものだ。そのクオリティは、「新スタートレック」で視覚効果プロデューサーを務めたダン・カリーにして「私たちがTNGのために撮影したショットのいくつかには使えそうな品質」と言わしめるほど。「このモデルは、私たちが伝統的な視覚効果で撮影してたころに、職人たちが作り上げたスタジオモデルを思い起こさせます」。

「新スタートレック」におけるエンタープライズDといえば、この壮大な恒星日誌における主人公のひとりであり、世界観を象徴する存在だ。2363年の就役から、2371年にデュラス姉妹の戦艦「バード・オブ・プレイ」の攻撃を受け大破するまでの8年間、多くのエピソードで物語の中心となり、中にはほぼ全ての出来事が艦内のみで展開するエピソードも。ピカード艦長やライカー副長、データ少佐や、ラフォージにウォーフ、ガイナンやディアナ、ビバリー・クラッシャー、それにQといった個性的な登場人物らの多彩な人間ドラマが詰まった、あこがれの宇宙艦だ。

新スタートレック
© Paramount Television 写真:ゼータイメージ

「宇宙大作戦」でジェームズ・T・カーク大佐が船長をつとめた初代エンタープライズNCC-1701に比べて2倍以上の大きさを誇る本艦には1,000名以上の乗員が暮らし、ホロデッキやバーラウンジといったレクリエーション施設に、学校などの公的施設も充実。司令部となるメイン・ブリッジ機関室に転送室、艦長作戦室なども、心に残る数々の物語の舞台となった。「スタートレック」のみならず、SF史上最も愛された宇宙船のひとつで、歴代エンタープライズでは最も登場時間の長い宇宙艦となった。

退役後のピカードが書いた(という設定の)書籍『自叙伝 ジャン=リュック・ピカード』で、ピカードは艦長着任の1日目、初めてエンタープライズDの船室に向かっているときのことを述懐している。「通路を歩いていると、この艦の美しさに胸を打たれた。稼働中でも、本質的な落ち着きがある。文明の粋を集めたように感じた」。ピカードは本艦ブリッジに最初に足を踏み入れたときのことも、「眺めに息を飲む。広々としていて快適そうだ」と、その広大さに驚いていたことを明かしている。「わたしの思い描くブリッジは、こぢんまりして効率的だ。ここはまるで、リビングルームのような印象だった」。

新スタートレック エンタープライズD
TM & © 2021 CBS Studios Inc. STAR TREK and related marks and logos are trademarks of CBS Studios Inc. All Rights Reserved.

24世紀のテクノロジーデザインが反映されたエンタープライズD。それは宇宙探索船でもあり、戦艦でもあり、そしてピカード艦長も心を奪われたように、壮麗な豪華客船のようでもある。巨大な円盤の後下部から2基のワープナセルが伸びたデザインは、どの角度から眺めても優美で、今見ても全く色褪せることがないどころか、神秘性すら感じさせる。ちなみに上部の円盤部分は正円ではなくやや楕円型だが、これは斜め後方から見たときに正円となるよう、審美性が計算された設計になっているのだ。

米Syfyは「今でもファンの心に残っているのはオリジナルの1701-Dだ」と讃えている。「当時は、これぞ真の未来であり、[中略] 実に進歩的なデザインだった」「宇宙艦隊の中でも最高のクルーを擁した、宇宙最高の美しい船」として、「全エンタープライズ・ランキング」の中で2位として紹介しているほどだ。

このデザインを手掛けたアンドリュー・プロバートは、映画『スタートレック』(1979)に登場したエンタープライズAのやや流線的なデザインから原点回帰し、丸みを帯びたコンセプト画を描いた。インダストリアル・ライト&マジック(ILM)が近接撮影用の「6フィートモデル」(約1.8m)と、遠景撮影用の「2フィートモデル」(約60cm)のスタジオモデルを製作。このうち、「6フィートモデル」は円盤部と推進部が分離可能だった。この船体分離は、「新スタートレック」第1話「未知への飛翔」で初めて描かれている。第3シーズンからは、約1.2mの「4フィートモデル」が製作されるが、こちらでは円盤部の厚みが増し、先頭部分のバーラウンジ周辺の細部も変更されている。2006年、撮影に使用された「6フィートモデル」がアメリカのオークションに登場し、予想額を大幅に上回る576,000ドル(当時のレートにしておよそ6,600万円)で落札されたというエピソードは、その人気がまさに時代を超えることを証明している。

新スタートレック エンタープライズD
TM & © 2021 CBS Studios Inc. STAR TREK and related marks and logos are trademarks of CBS Studios Inc. All Rights Reserved.

本シリーズで組み立てるのは、当時撮影用に製作された3つのモデルをベースにして細かく設計されたもの。グレーを基調にしながら、ソフトなブルーやグリーンが淡くにじんだような繊細な船体カラーも再現し、慎重に塗装されている。また、細やかに輝く無数の窓や、航法灯、メイン・デフレクター、通常エンジン、ワープ・ナセルといったすべてが発光可能。さらには、劇中でも印象的だった船体分離も再現できる。ふたつの船体を別々にディスプレイすることもできるし、円盤部と推進部はそれぞれ独立した制御系と電源を備えているため、別々に操作することも可能だ。もちろんディスプレイ・スタンドもあり、スタジオモデルの支柱と同じ場所に付いている。

新スタートレック エンタープライズD
TM & © 2021 CBS Studios Inc. STAR TREK and related marks and logos are trademarks of CBS Studios Inc. All Rights Reserved.

全長は約70cm。これがどれくらいの迫力になるのかというと、学校の教室で使う学習机の一般的な横幅(1999年改正の新JIS規格)が65cm~70cm。つまり、あの頃の机上いっぱい、あるいは少しはみ出すほどのスケールで、エンタープライズDがドドンと眼の前に置かれているところを想像してほしい。好きな角度から好きなだけ眺めたり、写真を撮ったり、部屋を暗くして細かな電飾を自在に光らせたり、船体を分離させたりと、毎日心ゆくまで楽しむことができるのだ。それも、自ら時間と情熱をかけて組み上げたエンタープライズDなのだから、展示した時の充実感たるや、格別なものであるに違いない。

その組み立てに工具は必要なく、すべてのパーツははめ込むか、ネジ留めするだけ。基本塗装済み、あるいはメタルパーツで構成されていて、重厚感溢れるハイクオリティモデルが完成する。全31回のキットには毎号、製作の舞台裏写真やコンセプトアートなどを収めたマガジンも付属。こちらは英語版となるが、貴重な写真・アートの数々は眺めているだけで楽しく、ファンにとってはレアなコンテンツとなっているはずだ。

「なんと巨大で複雑な船か」……ジャン・リュック・ピカード艦長が息を呑んだこの雄大なる宇宙艦を、自らの手で組み立てる。これから始まるその日々は、ロマンと驚き、そして感動に満ちたものとなるだろう。未知への旅立ちだ。発進!

新スタートレック エンタープライズD
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『スタートレック エンタープライズD』はデアゴスティーニ公式ウェブサイトにて限定発売。月1回の定期お届け便で、全31回(約2年半)での完成だ。発売期間は2021年9月1日(水)~12月26日(日)。準備数500セットに達した時点で受付締め切りになるので、お早めに。

参考:ジャン=リュック・ピカード(著)、デイヴィッド・A・グッドマン(編)、有澤真庭(訳)『自叙伝 ジャン=リュック・ピカード』、竹書房、2018
岸川靖、『スタートレック [パラマウント社公認] オフィシャルデータベース』、ぶんか社、1998
Syfy,CNN

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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