ユアン・マクレガーが『スター・ウォーズ』に出演したのは『トレインスポッティング』ダニー・ボイル監督の勧めだった

1996年に公開された最高に“陽気で悲惨”なカルト青春映画『トレインスポッティング』に主演して、一躍時代の寵児となったユアン・マクレガー。同作で大ブレイクを果たしたマクレガーは、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999)のオファーが来た時、とある理由から出演に躊躇したのだという。
米ポッドキャスト番組「SmartLess」に登場したマクレガーが、 『トレインスポッティング』で成功を手にした後、『ファントム・メナス』の出演に二の足を踏んだ当時を回顧している。「“僕はダニー・ボイルの俳優でアーバン・グランジ系だし、イギリス映画界のオアシス(英人気ロックバンド)だから”という感じだったんです」と話し、『スター・ウォーズ』のオファーが来た時に「自分らしくない」と思ったと語っている。
「僕は、アンチヒーロー的な役を演じることに夢中でした。インディ映画のイギリス俳優だと感じていたし、それがズバリ僕だと思っていましたから」と言うマクレガーは、叔父で俳優のデニス・ローソンにも、『スター・ウォーズ』への出演を反対されたのだそう。ローソンは、『スター・ウォーズ』オリジナル3部作で、主人公ルーク・スカイウォーカーの友人でパイロットのウェッジ役を演じた俳優だ。マクレガーは叔父から、「30歳過ぎてもキャリアを求めるなら出演するな」と言われたが、 『トレインスポッティング』のダニー・ボイル監督に、『スター・ウォーズ』の出演を勧められたと明かしている。またマクレガーにとって、ジョージ・ルーカス監督との出会いも決め手の一つになったのだという。
「結局、(出演することに)どんどん気持ちが近づいていきました。その頃には、子どもの頃から好きだった映画に出演するという考えにしっくりきていて、若き日のアレック・ギネス(オリジナルのオビ=ワン・ケノービ役)を演じられるチャンスを得たことは、本当に素晴らしいことでした。『スター・ウォーズ』が大好きだったから、あれほどの大作に関われること、そして伝説の一部になれることに感謝の気持ちしかありませんでした。子どもの頃にこの映画シリーズが大好きだったし、第1作が公開された時に僕は6歳が7歳で、どうやら(その想いが)僕の中に残っていたようです。」
マクレガーは、『スター・ウォーズ』プリクエル3部作の後日譚となるスピンオフドラマ「オビ=ワン・ケノービ」でタイトルロールを再演。オビ=ワンのレガシーを継承し続けている。
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Source:SmartLess