【我が偏愛のSWクリーチャー3】強すぎたクマちゃん 銀河系最強戦闘民族イウォークの皆さん

筆者のようなSWオリジナルトリロジー至上主義者(プリクエルも今となってはちょっと好き、エピソード7は大好きです)は数多くいれど、そういった人たちに「ではオリジナルトリロジーではどれが一番好き?」と尋ねると、たいていの場合、意見は真っ二つ、「エピソード4 新たなる希望」派か「エピソード5 帝国の逆襲」派に別れます。
あれ、もう一つ大事なのあったでしょ?シリーズのクライマックス「エピソード6 ジェダイの復讐」(あえてこう呼ばせて下さい)は?と言うと、これが公開時にもう立派な若者だったリアルタイム世代を中心にあんまり人気がありません。

そんなエピソード6をイマイチだという層に理由を尋ねると、「暗黒面の大ボスの最後が持ち上げてポイって・・・」とか「レイア姫のメタルビキニがちょっと・・・」とか色々ありますが一番多いのが「ラストバトルに登場するあのクマちゃんたちがあんまり・・・」というイウォーク族否定論です。とんでもない話です。
彼らの言い分は、銀河をほぼその掌中に収めている恐ろしい帝国軍が、あんな子供の人気取りに出てきた可愛らしい連中に負けるのはガッカリ、弱すぎる、と概ねそういった論旨で来るわけですが、筆者の見解としましては、それは前提が間違っています。あれは帝国軍が弱いのではなく、イウォーク族が強過ぎるのです。

イウォーク族が強すぎる理由

ぜひ思い出して頂きたい、彼らがライトサイド最高戦力の集団を汗一つかかずに虜囚にしたことを。言うまでもないことですが、その集団の内訳を書き出してみますと、まずジェダイ1匹(暗黒面最高の戦士ダース・ベイダーを凌駕する実力の持ち主)、反乱軍将軍1匹(デススターをぶっ壊したミレニアム・ファルコンの船長)、武闘集団ウーキー族1匹(そのパンチはファズマちゃんを1発で沈めました)、アストロメク・ドロイド1体(エピソード3でバトルドロイド複数体を瞬殺)、あと金色の神様みたいなやつ1体
あらゆる難局を突破してきたこのチームを難なく捕虜にしただけでなく、こんがり焼いて夕飯にして、自らの血肉にしてしまおうという豪胆さ。

検証を問題のラストバトル、デススターのシールド発生装置破壊作戦に移しますと、まず守備している帝国軍ですが、ここは帝国軍の最終決戦兵器デススター2の心臓部、しかも一度ぶっ壊されていて、もう二度と同じ轍を踏む訳にはいかない要衝です。作るのにお金も一杯かかってますし。こんなところをそこらへんの雑兵に守らせる筈もなく、私が皇帝ならば、軍の中でも精鋭中の精鋭を派遣するに決まっています。ましてや皇帝は、あのヨーダをはじめとしたジェダイ聖堂に長年自らの正体を隠し続け、暗躍できるほどの策士。言わずもがなですね。
そしてその帝国軍の火器や装備と来たらもう、AT-STやスピーダーバイク、ブラスター銃など、森林の戦闘でも機動力が低下しないよう考慮された最新式。しかも戦術的には籠城防衛側なので有利です。兵の数でも圧倒しています。

一方、イウォーク族の状況はどうでしょう。メインの兵装はというと、石の槍、木の弓、あと色んなことに使う丈夫なロープ、身を守るのは頭にかけた布切れ、・・・以上です。いまどきドラクエの初期装備ももう少しマトモなのではないでしょうか。しかも前述したとおり寡兵。どんな戦術家が神算鬼謀を巡らせてもこの兵力差を埋めるのは難しいでしょう、そう、唯一可能性があるとすれば、個体差、つまりイウォーク一人一人の戦闘力が人間に比べて著しく高い場合のみです。

ね?これらの事象から傍証できるように、帝国軍が弱いのではなく単に、イウォークが強過ぎたため、銀河の平和は守られたのです。ですから、ボバ・フェットの死に様に文句を言うのは構いませんが、イウォーク族を否定する際には、こういった擁護派の主張を頭の片隅に置いて下されば幸いです。

ちなみ皆同じように見えるイウォーク族にもそれぞれ固有名詞があり、レイアと仲良くなったアイツはウィケット、村の酋長はチャーバ、鳥の骨みたいなのを被ってルークたちの丸焼きを推進しようとしていたアイツはログレイといいます。エピソード6のエンディングの宴、大団円の和やかな場面で、観客に戦慄を覚えさせたストームトルーパーのヘルメット。中の人はどうなったのか?それは当然、イウォークたちは狩猟採集民族の習性に倣ったのでしょう。逞しい子たちです。

About the author

1977年生まれ。週刊少年ジャンプ脳のクリーチャー愛好家。玩具コレクター。エンドレスダイエッター。「意識低い系」の文章を信条としています。

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