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『タイラー・レイク』続編は「アクション映画ファンの夢を叶える」 ─ クリス・ヘムズワースも「大満足」

タイラー・レイク -命の奪還-
Netflix映画『タイラー・レイク −命の奪還−』独占配信中

クリス・ヘムズワース演じるタイラー・レイクが帰ってくる。2023年配信の続編映画『タイラー・レイク -命の奪還-2』の見どころは、前作以上にパワーアップしたアクションの数々。クリスはソー役を演じるマーベル映画と比較しながら、その完成度に「大満足」と手応えを明かした。

前作『タイラー・レイク ―命の奪還―』(2020)でクリス演じる傭兵タイラー・レイクが挑んだのは、ムンバイで誘拐された麻薬王の息子を、ギャングはびこる市街地から救出するという作戦。続編となる今回は、非情なジョージア人ギャングの家族を“侵入不可能”な監獄から救出することになる。

続投する監督のサム・ハーグレイヴは、今回の任務も“脱出ミッション”だと予告している。しかし、それは「前回以上に大規模で、かつ状況は悪く、恐ろしく、危険な任務」。続編ではタイラーの過去や人間性も掘り下げられるというが、それらはよりハードなアクションに融合する形で描かれるようだ。「殴り合いあり、カーチェイスあり、爆発あり、列車あり、ヘリコプターあり。アクション映画ファンの夢を叶えるような映画です」

主演のクリスは、実現できるかぎりのスタントを実写で演じることにこだわった。雪の刑務所で約300人が入り乱れるアクションシーンや、走行中の列車にヘリコプターが着陸する危険なスタントもだ。

「(本作のアクションには)大満足です。CGいっぱいのマーベル映画を悪く言うわけではないけれど、そちらはポストプロダクション(撮影後作業)でたくさん助けてもらわなければいけません。僕は空を飛べないので、(CGで)飛ばしてもらったりとかね。一方、この映画のアクションは現実的で、ほとんどが実写で撮られています。(マーベル映画とは)別のエネルギーで、準備もずっと大変なんですよ。」

前述したヘリコプターと列車のスタントでは、数ヶ月にわたる振付のリハーサルと、安全性を確保するためのトレーニングを実施。クリスは「一番激しい場面でも疲れ切ってしまうことはないんです。ただ、どんな場面でも最大の恐怖は失敗すること。幸い、そんなことはありませんでしたが」と振り返る。ちなみに、このスタントではハーグレイヴ監督が自ら撮影を担当。その緊張感と喜びを忘れることはない、と力を込めた。

本作のトレーニングについて、クリスは「今までで最も細かく、最も大変だった」とも語っている。「まるで月にでも行ったかのよう(笑)。アクションでいっぱいの世界で、特別なものを作ることができたと思っています」

出演者はクリス・ヘムズワースのほか、傭兵を率いたニック・カーン役としてゴルシフテ・ファラハニが続投。新キャストに『ジョン・ウィック』(2014)『スカイライン ―逆襲―』(2020)のダニエル・バーンハード、『アビゲイル クローズド・ワールド』(2019)のグルジア人俳優ティナティン・ダラキシュヴィリが加わった。前作に続き、監督はサム・ハーグレイヴ、脚本はジョー・ルッソ、製作をアンソニー&ジョー・ルッソが担当する。

映画『タイラー・レイク -命の奪還-2』はNetflixで2023年に独占配信。なお米Entertainment Weeklyによると、配信は「6月」だという。

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Source: Entertainment Weekly

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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