DC『スーサイド・スクワッド』デヴィッド・エアー監督、「ファック・マーベル!」発言を謝罪
アメリカ時間で8月2日に行われた映画『スーサイド・スクワッド』ワールドプレミア壇上。監督のデヴィッド・エアーはマイク越しにはっきりとこう叫んだ。
「ファック・マーベル!」
バットマンやスーパーマンらが登場する『ジャスティス・リーグ』シリーズに今回の『スーサイド・スクワッド』などを抱えるDCは、アベンジャーズやスパイダーマンらの成功目覚ましいマーベルとライバル関係にある。これまで『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』のザック・スナイダー監督がマーベル作品をディスるなど、DC映画関係者は何かとマーベルに食って掛かることが多い印象だ。
「バットマンとスーパーマンは、スーパーヒーロー映画を超越している。だって、バットマンとスーパーヒーローだよ?
いま話題になっているアントマンとは違うんだよ。別に意地悪言うわけじゃないけど、とにかくそうなんだ。次のブランク・マンはなんだろうね?(ブランク=空白)」(『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』あらすじと見どころを解説)
インスタグラムでは、件の発言の映像がアップされている。
しかし、さすがに品がないと反省したのか、デヴィッド・エアー監督はその後自身のTwitterでこの発言について謝罪。
Sorry about getting caught up in the moment and saying f*ck Marvel. Someone said it. I echoed. Not cool. Respect for my brother filmmakers.
— David Ayer (@DavidAyerMovies) 2016年8月2日
「その節はつい”ファックマーベル”なんて言ってしまって申し訳ございません。誰かが言っているのが聞こえたのでつられてしまったんです。良くない事です。先輩フィルムメーカーをリスペクトしています。」
気になるのは、「ファック・マーベル!」発言の瞬間、会場がそこまで盛り上がってないように感じられるところだ。一部の熱心なDC信者は歓声を挙げただろうが、その他大勢は「また物騒なこと言ってるよ」と冷ややかだったのだろうか?
映画『スーサイド・スクワッド』全米公開はいよいよ8月5日全米公開。日本公開は9月10日まで待たなくてはならない。