Menu
(0)

Search

カルトアニメ『ファンタスティック・プラネット 』初DCP上映決定 ─ Tシャツやドリンクも登場

ファンタスティック・プラネット
(c) 1973 Les Films Armorial – Argos Films

フランス製作の伝説的なカルト・SFアニメ『ファンタスティック・プラネット 』(1973)が、2021年5月28日より初のDCP上映を果たすことが決定した。新たなビジュアル、新予告編が届けられている。コラボドリンクも販売されるようだ。

『ファンタスティック・プラネット 』は、フレンチSFのパイオニアであるステファン・ウルの原作「Oms en S?rie」をもとに、ブラックユーモア溢れる幻想的な画風のアーティスト、ローラン・トポールが4年の歳月をかけて原画デッサンを描き、切り絵アニメーションという手法で鬼才ルネ・ラルーによって1973年に映画化された。音楽はジャズピアニストとしても名高いアラン・ゴラゲールが手掛け、そのロック・サウンドが映像に一層サイケデリックな印象を与えている。

ファンタスティック・プラネット
(c) 1973 Les Films Armorial – Argos Films

あまりに独創的でファンタジックな世界観で瞬く間に批評家・観客たちを魅了し、アニメーション作品として史上初めて第26回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞。絶賛評はフランス国内だけに留まらず、イタリアのトリエステSF国際映画祭では特別賞、アメリカのアトランタ映画祭ではアニメーション映画のグランプリ、テヘラン児童映画祭では大賞を受賞するなど世界中で高い評価を得た。

日本でも1985年の劇場初公開以来カルト的な人気を誇り、2020年12月に東京・渋谷で行われた1週間限定上映でも満席回が続出。作品誕生からまもなく半世紀を迎える今なお新たなファンを獲得し続けている。

ファンタスティック・プラネット
(c) 1973 Les Films Armorial – Argos Films
ファンタスティック・プラネット
(c) 1973 Les Films Armorial – Argos Films
ファンタスティック・プラネット
(c) 1973 Les Films Armorial – Argos Films
ファンタスティック・プラネット
(c) 1973 Les Films Armorial – Argos Films

待望のDCP上映では、トポール×ラルーが作り上げた世界観のクオリティの高さがスクリーンでより一層体感可能に。アニメーション映画のマスターピースに再び命が吹き込まれる。

新ビジュアルは真っ青な肌で赤い目をした巨人ドラーグ族の少女・ティバがオム族のテールを手のひらに乗せ見つめあう絵を大きく起用。予告編ではドラーグ族とオム族が対立するシーンが切り取られている。

ファンタスティック・プラネット
(c) 1973 Les Films Armorial – Argos Films

2021年4月16日から30日まで、東京・渋谷HUMAXシネマ劇場窓口にてフランス本国公認デザインのオリジナルTシャツ付き特別鑑賞券が6,300円で販売されている。Tシャツは300着限定で上映期間中の受け渡しとなる。白と黒の2種ありS,M,L,XLのサイズ展開。当日券は一律1,400円。また、上映期間中はオリジナルステッカー付ドリンクの販売も予定している。

ファンタスティック・プラネット
(c) 1973 Les Films Armorial – Argos Films
ファンタスティック・プラネット
(c) 1973 Les Films Armorial – Argos Films
ファンタスティック・プラネット
(c) 1973 Les Films Armorial – Argos Films

舞台は地球ではないどこかの惑星。真っ青な肌に赤い目をした巨人ドラーグ族と、彼らに虫けらのように虐げられる人類オム族が住んでいる。ある日、ドラーグ人の知事の娘ティバは、ドラーグ人の子どもたちにいじめられ母を亡くしたオム族の赤ん坊を拾い、テールと名付けペットとして飼うことになる。巨人ドラーグ族と人類オム族の種の存続をかけた決死の闘いを描く。

『ファンタスティック・プラネット』は2021年5月28日、渋谷HUMAXシネマほか全国順次ロードショー。配給はザジフィルムズ。

Writer

アバター画像
THE RIVER編集部THE RIVER

THE RIVER編集部スタッフが選りすぐりの情報をお届けします。お問い合わせは info@theriver.jp まで。