『女王陛下のお気に入り』エマ・ストーン&レイチェル・ワイズら三女優、夢の競演を語る ─ 「観客気分で見ていました」

第91回アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演女優賞など最多10部門にノミネート、有力候補と目される、映画『女王陛下のお気に入り』がいよいよ2019年2月15日(金)に全国の映画館で公開される。
このたび映画ファン待望の日本公開を記念して、エマ・ストーン、レイチェル・ワイズ、オリヴィア・コールマンといった豪華3女優をはじめとする出演者&監督が、キャストへの思いをそれぞれに語った特別映像が到着した。
『女王陛下のお気に入り』で競演を見せる3人の女優は、全員がアカデミー賞にノミネートされるという快挙を達成。オリヴィア・コールマンは主演女優賞、エマ・ストーン&レイチェル・ワイズは助演女優賞の候補となっているのだ。
レイチェルはエマ&オリヴィアとの共演について、「3週間のリハーサルで仲良くなりました。二人との出会いは大きな経験です」と語り、エマも「オリヴィアとレイチェルは最高。一緒に演じなきゃいけないのに、観客気分で見てしまいました」とコメントしている。また、オリヴィアも「お互いにおどけあえる仲になったんです」と述べており、本編はそれぞれの思惑が交錯するストーリーながら、撮影現場では親交を深められていたことを明かしている。

3人の名女優のほか、本作には『X-MEN』シリーズなどのニコラス・ホルトや「SHERLOCK/シャーロック」(2010-)のマーク・ゲイティス、新鋭ジョー・アルウィンといった魅力あふれる男優陣も登場。贅沢な演技合戦を取り仕切ったのは、『ロブスター』(2016)でカンヌ国際映画祭審査員賞、『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』(2018)でカンヌ国際映画祭脚本賞を受賞した鬼才ヨルゴス・ランティモス監督だ。
ランティモス監督は「今回のキャストを集められて本当に幸運でした」と語り、オリヴィアには「滑稽でユーモラスな演技から一瞬で悲痛な表情ができる。彼女を超えるアン女王役はいない」、またエマには「わずかな動きで多くを物語る。人としても女優としても温かみがある」との賛辞を述べている。

『女王陛下のお気に入り』は、第91回アカデミー賞にて、作品賞・監督賞(ヨルゴス・ランティモス)・主演女優賞(オリヴィア・コールマン)・助演女優賞(レイチェル・ワイズ、エマ・ストーン)・脚本賞(デボラ・デイヴィス、トニー・マクナマラ)・編集賞(ヨルゴス・モヴロブサリディス)・衣裳デザイン賞(サンディ・パウエル)・美術賞(フィオナ・クロムビー)・撮影賞(ロビー・ライアン)の10部門にノミネート。ぜひ授賞式の前にチェックしておいて!
『女王陛下のお気に入り』

8世紀初頭、フランスとの戦争状態にあるイングランド。
虚弱な女王、アン(オリヴィア・コールマン)が王位にあり、彼女の幼馴染であるレディ・サラ(レイチェル ・ワイズ)が、病身で気まぐれな女王を動かして絶大な権力を振るっていた。そんな中、没落したサラの従妹アビゲイル(エマ・ストーン)が召使いとして参内し、その魅力がレディ・サラとアン女王を引きつける。サラはアビゲイルを支配下に置くが、アビゲイルは再び貴族の地位に返り咲く機会を伺っていた。戦争の継続をめぐる政治的駆け引きが続く中、急速に育まれるサラとの友情はアビゲイルにチャンスをもたらす。しかし、その行く手には数々の試練が待ち受けていた……。
映画『女王陛下のお気に入り』は、2019年2月15日(金)全国ロードショー。
『女王陛下のお気に入り』公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/Joouheika/