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『ファンタビ』日本進出のプッシュを「約束します」とユーラリー役 ─ 『ダンブルドアの秘密』でどう活躍する?【単独インタビュー】

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密
© 2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved Wizarding World™ Publishing Rights © J.K. Rowling WIZARDING WORLD and all related characters and elements are trademarks of and © Warner Bros. Entertainment Inc.

魔法ワールド最新作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』の公開がいよいよ目前となってきた。シリーズ第3作にして物語が最高潮を迎える本作では、第2作『ファンタスティック・ビーストと黒い誕生日の誕生』(2018)で“カメオ登場”したキャラクターが大活躍を見せることになる。アメリカのイルヴァーモーニー魔法魔術学校で呪文学を教えるユーラリー・“ラリー”・ヒックスだ。

前作でユーラリーは、賢者の石を造った“錬金術師”ニコラス・フラメルとのシーンで登場した。ニュートたちに迫る危機を水晶玉に視たフラメルは、棚から書物を取り出し、ページを捲るとユーラリーが出現。ユーラリーはグリンデルバルドとの決戦に向かうよう、フラメルを後押しした。本作において、ニュートがダンブルドア先生と結成したデコボコチームの一員として行動するユーラリーは、どのような活躍を見せるのか。呪文学に長けた彼女ならではの動きに期待したいところだ。

このたびTHE RIVERは、ユーラリーを演じたジェシカ・ウィリアムズに単独インタビューを実施した。映画『天下無敵のジェシカ・ジェームズ』(2017)などで知られるジェシカは、コメディ分野で活躍してきた役者。取材には自宅から、まるで友人と話すようなラフな振る舞いで応じてくれた。『ハリー・ポッター』の原作ファンにして、ハリー・ポッターと同じ誕生日という運命的なジェシカ、溢れんばかりの『ファンタビ』愛を語ってくれている。また、筆者にはとある約束もしてくれた。

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ジェシカ・ウィリアムズ 単独インタビュー

── こんにちは、日本のTHE RIVERです。

(筆者の名前を呼びながら)こんにちは。元気ですか?お招きありがとう!

── いえいえ、『ファンタビ』が遂に帰ってきますね!

フゥ!

── 今はどんなお気持ちですか?

いや、もう、すっごくワクワクしてます。(撮影が)終わったのが、1年以上前で。撮影中はグリーンバックで魔法のシーンを撮っていて、その時は“大丈夫、ちゃんとポスト(・プロダクション)で(魔法は)起こるから!心配ないよ”って感じだったんです。そういうこともあって、すごく楽しみにしています。

この前やっと、CG込みのバージョンを観ることができたんです。観る前は、グリーンバックだったこともあって、どんな映画になっているのか全く想像もつきませんでした。まるで身ごもってきた赤ちゃんをようやく外の世界に出す準備ができたような、そんな感覚でした。

── 期待が高まりますね。厳密には本作が2度目の出演ですが、ついにユーラリーが本格登場です。あなたは『ハリー・ポッター』の大ファンだそうですが、活躍が増えると言われたときは、どんな気分でしたか?

オーマイガー、です。当時は泣き出しちゃったっけな。とにかく現実には思えませんでした。小学3年生の時に『ハリー・ポッター』を読み始めていたので、すごく大切な存在なんです。(腕の裏側を見せながら)ここに、ずっと前に入れた『ハリー・ポッター』のタトゥーがあるんです。(出演が決まった時は)号泣しましたし、人生の中でも数少ない「最高!」な瞬間でした。すごくラッキーでしたし、魔法ワールドの一員になれるなんて信じられませんでした。“もし私がこの世界に生きていたら、どんな魔女になったかな”って夢見ていたんですよ。そしたら本当にそれが叶ってしまったんです。

※△、◯、横棒(─)で構成されたもの。まるで縦一列に死の秘宝のマークを分解したようなタトゥーであった。

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──  出演にあたっては、オーディションを受けられたんですか?

受けていないんです。デイヴィッド・イェーツ監督が、『天下無敵のジェシカ・ジェームズ』をご覧になってくださっていて、目を留めてくださったんです。それから話が進んでいきました。多くの場合はオーディションを受けなきゃいけないので、凄いことですよね。

── あなたはハリー・ポッターと同じ誕生日ですよね。それだけで運命的ですが、さらに『ファンタビ』に出られる人って世界であなた1人だけなのでは?

ハハハ。ハリー・ポッターと同じ誕生日で魔法ワールドの人間でもあるなんて光栄です。“とても特別なことなんだ”ってずっと思ってきました。子ども時代は、誕生日が同じことが信じられなくて、あのキャラクターとは親戚なんじゃないかと思っていたくらいです。ハリーのことは大好きです。ホグズ・ヘッド・パブとかホグワーツとか、セットでは毎日が最高な気分でしたし、現実離れした気分でもありました。

製作も最高だったんですよ?全てが綿密に再現されていて、これについては俳優全員が口を揃えて言っていました。子役たちとは「ドレスアップ」っていう楽しいゲームをして遊んでいたんですけど、とにかくあの世界に浸りっきりで、最高でした。

大ファンならではの興奮、持ち込みのアイデアも

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── 初めてホグワーツを訪れた時をもう少し教えて下さい。

ゾクッとしました。「うーわ、まじか。ほんとにここにいるの?」って感じで、自分をつねりまくりましたよ。でもセリフを覚えたり、“なんでこのシーンをやるんだっけ”って考えたりしなきゃいけなくて。6ヶ月目にしてやっと、──それでもまだ畏れ多かったんですけど── “ラリー(ユーラリー)を演じなきゃ”だとか、“彼女のアクセントを話さなきゃ”とか、“そういえば1930年代にいるんじゃん”とか、必死に考えるようになって。エディ・レッドメインやジュード・ロウといった素晴らしい俳優たちとのお仕事でしたから、必要なことはなんでもやるようにしていました。ただ最初は、「あ、すみません。演技しなければいけないんだった」って、集中するのに必死で大変でした。

── 今回は、撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?前作ではニコラス・フラメルとのシーンのみだったと思いますが。

前作の撮影は、1時間くらいで終わってしまいました。当時は背景の前に座って撮ったんですけど、3平方メートルくらいのほんとに小さなスペースでしたね。まあ、本の中で登場するという設定だったので。今作では、6ヶ月間撮影に参加して、没入感がすごいセットでずっと過ごしていました。天井までは3階建てくらいの高さがありました。

杖の動きをたくさんして、特に防御の呪文が多かったんですけど、すごく楽しかったです。悪い人たちに杖を向けて「シッシッ」ってやる感じで。(衣装デザイナーの)コリーン・アトウッドがデザインした1930年代の衣装を毎日着たこともあって、前よりも没頭できました。遊んだり楽しんだりする時間も今回はたくさんあって、一緒に撮影したエディ・レッドメインやダン・フォグラー、カラム(・ターナー)もそうですし、共演者との絆を深められたと思います。

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── 杖の動きを学びにあたっては、プロのトレーナーから教わったのですか?

そうです。アレックス・レイノルズという女性のムーブメントコーチと一緒に取り組みました。杖の持ち方から何まで、私のキャラクターがどう扱うかのかを理解していくのが楽しかったです。あと、すごくおかしなことではあるんですけど、身体が結構痛むんですよ。一日中やってると腕が痛くなって、家に帰った時に「ひぇー、いったっ」みたいな感じで痛みをすごく感じました。そういうことをずっとやってました。でも私にとっては、夢が叶った気分でした。当時は(杖を扱うのが)「今回初めてです」だなんて冗談を言っていたんですけど、実際には家に杖の貴重なコレクションもあって杖を集めてたりもしていたので、お金をもらって杖を振れるなんて最高でした。家では、杖を振りまくっていたんです(笑)。

── 大ファンですね。それでは例えば、撮影中などでご自身のアイデアを活かすなんてこともあったのでしょうか?

劇中のあるシーンでは「ビファドラー・ダドリー(Befuddler Dudley)」と呼んでいたゲームが出てくるんですけど、これは私が即興で作ったものです。私が観た時には、劇中で採用されていたようで、だから私も「それじゃあまた、ビファドラー・ダドリーでね」ってよく言ってました。劇中で出てくると思います。自分が作ったものが、今じゃ正史になっちゃうなんて(笑)。

── じゃあ、私たちも観られるってことですね。

そうだと思います(笑)。前に私が観た時は、含まれていました。

「デススト」でプレイしていたマッツとの共演に大興奮

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── 前作では本を通しての登場のみでしたが、当時からユーラリーのバッググラウンドはご存知だったのでしょうか?

(今作で)この役割を演じることになる前から、彼女の背景は知っていました。私に用意された彼女のキャラクター説明は、とても詳しく書かれていました。だからセットに行く前から何が起きているのかは知っていて、周りの皆さんも私が必ず理解しているように入念でした。『ハリー・ポッター』ユニバースは大規模なので、俳優として、こうしたもの全てに自分がどうフィットするのかを知ることは大切でした。ちゃんと仕事ができていると思うためにも重要で。彼女の情報はたくさん知っていました。

素敵だなと思ったのは、デイヴィッド・イェーツ監督や(プロデューサーの)デヴィッド・ハイマンといった方たちが私を信頼してくださって、ユーラリーの余白の部分を任せてくれたことです。“彼女がどういう人間なのか”といった彼女のエッセンスを注ぎ込む役割を任せてもらえたのは嬉しかったです。

── タイトルについてもお聞きしたいです。『ダンブルドアの秘密(Secrets of Dumbledore)』という題ですけれど、1つの「秘密」ではなく、複数形になっています。ダンブルドア先生だけではなくて、他にも秘密はたくさんありそうですよね。

秘密について私が言えるとすれば、この映画で面白いのは、「良い思い出がない元カレ」みたいな人が皆にいることです。基本的には、ダンブルドアがダメな元カレとの関係をどう解決していくか、みたいなことを皆さんはご覧になると思いますけど。言っていること、分かりますよね?(笑)

── はい(笑)。

それが一番大きな秘密ですね。あのダンブルドアでも、前はこじらせてたんだよって。この映画ではそれが明かされることになるんです。ただ、ほかに私から言えることはなんにもありません(笑)。映画の秘密ですからね(笑)。

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── 今作ではマッツ・ミケルセンがグリンデルバルドを演じますが、彼との共演はいかがでしたか?

彼は素敵な方でした。彼のグリンデルバルドには全員興奮するでしょうね。彼は恐怖をまといながら、それでいて魅惑的なんです。とても引き寄せられる。これまでにもいろんなグリンデルバルドがいましたが、今回も気に入っています。彼ならではの新しい要素も感じられると思います。

私はマッツの大ファンで、彼が出ているゲームの「DEATH STRANDING」をパートナーと一緒にプレイしていたり、彼(パートナー)がプレイするのを観ていたりしていました。このゲーム、すごく楽しくて。プレイし終わった後、マッツが映画に参加されると聞いた時は、2人とも大興奮でした。

── 『ファンタビ』では、「クイニーとジェイコブ」とか、「ティナとニュート」というように人気カップルがいます。ユーラリーのロマンスはいずれ描かれるでしょうか?例えば、テセウスととか?

オーマイガー。私には未知の領域ですね。ほんとに分からないですけど、あと2作ありますから。ユーラリーに何が起こるかは誰にも予想できないですよね。可能性はありますけど、このことについて私からお伝えできることはほんとに何も無いです(笑)。

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── ユーラリーですごく気になっているのが、彼女が大切そうに持ち歩いている本です。彼女の初登場が本だったこともあって、まさかニコラス・フラメルが出てくるなんてことはないですよね。

一応お伝えすると、あれはシンクレア・ルイスによる「It Can’t Happen Here」という本なんです。この映画で誰が出てくるとかはもちろん言えないんですけど、彼女が持っている本は、彼女自身を映し出すものです。彼女はとても賢くて、大の読書家です。ラリーの強みは、知識と思いやりです。だから彼女はずっとあの本を持っているんです。特定の状況の助けになるかどうかは別として。

『ファンタビ』日本進出について、「私は準備できてます」

── Instagramで拝見したのですが、前に日本を訪れたことがありますよね。楽しめましたか?

日本は一番大好きな場所です。日本の国境がまた開くようになるまで、カウントダウンしているくらいです。また行くのが楽しみです。天国のようで、みんな優しいですし、素敵で礼儀正しくて。ご飯も美味しいですし、今すぐローソンに行ってエッグサンドイッチを買いたいです。BAR HIGH FIVE(銀座のバー)にも行って、楽しかったなぁ。京都も大好きですし、ずっと考えてます。“また行きたいって死ぬほど思ってる場所”を挙げるとしたら、日本ですね。日本は今どうですか?

── 良い状況とは言えないですね……。今は良くなることを願うばかりです。

ほんと、そうですね。私も願ってます。

── 日本にも「マホウトコロ」と呼ばれる魔法魔術学校がありますが、ご存知ですよね?

もちろんです!

── 例えば『ファンタビ』の次回作で、日本が舞台になったら良いと思いますか?

間違いなく「イエス」です。とにかく学校をひと目見てみたい。4作目、5作目で全部の学校が見れたらなって思っているんですけど、グリンデルバルドと彼の軍隊を倒すために学校同士がコラボレーションしたら最高だなって思います。何より私自身、日本にまた行きたいので、夢のようです。

── 良いですね。日本の教師がダンブルドア軍団に参加する、なんていうのはどうですか?

あー、それはイケてますね。これはぜひ実現したいですし、私も協力しますよ。私はもう準備できてますから。興奮しますし、私が去ったとしても必ず(日本行きを)推しておきます。これ約束ですから。

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── ものすごい情熱、ありがとうございます!時間となりました。最後にこの映画の魅力について、ファンにお伝えいただけますか?

この映画は、私にとっては夢のようで、とっても楽しい仕上がりになっています。私自身もすごく楽しかったので、皆さんにも楽しんでもらいたいなと思ってます。現実からの逃避になってくれたらいいなとも思いますし、このユニバースについてまだ見たことのない新しい発見をしてください。とにかく楽しんでくださいね!

『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』は2022年4月8日(金)全国公開。

Writer

SAWADA
SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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