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『ファンタスティック・ビースト』監督、「いつか再開する」が進展ナシ ─ シリーズ5作構想とは「聞いてなかった」

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.

続編に関する情報が長らく待ち望まれている『ファンタスティック・ビースト』について、監督のデヴィッド・イェーツがシリーズ復帰を示唆するコメントを英Total Filmに行った。ただし、現在シリーズは「一時停止中」で、具体的な話し合いは行われていないという。

『ハリー・ポッター』魔法ワールドの第二のシリーズとして2016年に第1作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が公開された。その後、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(2018)『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』(2022)と現在までに全3作の映画が登場。ところが『ダンブルドアの秘密』では興行面で苦戦し、それ以来続編に関する情報がパタリと途絶えてしまった。メディアやファンの間では、シリーズが打ち切りになってしまうのではないかと危惧されている。

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「『ファンタビ』は、今はただ停車しているだけです」と、イェーツは現在保留状態にあることを明らかにした。『ダンブルドアの秘密』については「みんな誇りに思っています」とした後、「あれが公開されたとき、僕たちは一時停止して、ゆっくりする必要があったわけです」と語っている。

続けて「いつかまた再開しますよ」とコメントし、再開と復帰の可能性が残っていることを述べた。一方で「まだジョー(J・K・ローリング)とは話せていないし、デヴィッド・ヘイマン(プロデューサー)とも話せていません。ワーナー・ブラザースとも話せていません」と、企画に進展がないことを示唆。「今は一時停止中です」と繰り返した。

『ファンタビ』シリーズの存続が求められているのは、『ダンブルドアの秘密』の物語が道半ばで終了したこともあるが、もともと全5作構想と伝えられていたためだ。しかしイェーツはこの度、5作構想について「僕たちの多くも驚かされましたよ。ジョーがある記者会見の場で、自然と口にしたことでした。5作になるなんて、誰も教えてくれなかった」とも明らかにしている。

イェーツは、米配信サービスMaxの元で準備中の『ハリー・ポッター』リブート版ドラマに携わる意向がないことを明らかにしており、まったく別の作品を手がける方が「ホグワーツの神聖な門をくぐるよりも魅力的」とまで口にしていた。今後はワーナー・ブラザースの計画次第ということになりそうだが、リブート版ドラマが動き出せば『ファンタビ』は旧シリーズということになる。同社が手がけるDCユニバースと同じように、複数の世界観を同時に展開することが、魔法ワールドの場合どれほど現実的であるかがポイントとなりそうだ。

Source:Total Film

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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