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マーベル社長、『ドクター・ストレンジ』エンシェント・ワンの配役を反省 ─ 「別の方法はなかったのか」

ケヴィン・ファイギ ティルダ・スウィントン
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28556369381/ https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28352184350/ Remixed by THE RIVER

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が、ドクター・ストレンジ(2016)のエンシェント・ワン役のキャスティングに反省の意を示した。公開当時から大きな物議を醸した配役に、改めてマーベルの正式なコメントが与えられた形だ。

ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)を導くメンターとして登場するエンシェント・ワンは、コミックでは老齢のチベット人僧侶という設定。しかし、映画化にあたってはイギリス人女優のティルダ・スウィントンが起用され、ハリウッドで問題視されていた“ホワイトウォッシング”だと批判を受けていた。なお当時、マーベル側は「エンシェント・ワンという名前は一人のキャラクターが独占するものではなく、時とともに伝承されていくもの。今回の映画ではケルト人(ティルダ)が体現します」との声明を発表している。

しかしながら今回、ファイギ社長は米Men’s Healthの取材にて、エンシェント・ワンのキャスティングについて当時とは異なる意見を述べている。

「(当時は)スマートかつ最先端の判断だと考えていました。皺だらけの、年老いた、賢いアジア人男性という“お約束”を繰り返すつもりはなかったのです。しかし(批判は)こう考えるきっかけになりました。“別の方法は見つけられなかったのか? お約束を繰り返すことなく、しかしアジア系の俳優をキャスティングする方法はなかったのか”と。答えはもちろん、イエスです。」

映画公開後の2017年、本作を手がけたスコット・デリクソン監督は、脚本の完成前からエンシェント・ワン役に女優を起用する方針があったことを明かしていた。当初はアジア系女優も検討していたものの、製作陣は、ハリウッドの映画・テレビに定着したアジア系のステレオタイプ、パワフルだが高飛車で謎も多い“ドラゴン・レディ”と呼ばれる人物像に陥ることを危惧し、アジア系という設定を採用しないことを決めたのだという。しかし、結果としてこの判断は大きな批判を受けることになった。

エンシェント・ワンは『ドクター・ストレンジ』ののち、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)に再登場した。今後、『ドクター・ストレンジ』の続編映画『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題)』も控えているが、同作を含む、今後の作品への再登場は不明となっている。

Sources: Men’s Health, The Daily Beast, Mashable

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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