トム・フェルトン『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』でエマ・ワトソンから右フック、「もともとは平手打ちの予定だったのに」

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(2004)の印象的なシーンのひとつに、ハーマイオニー(エマ・ワトソン)がマルフォイ(トム・フェルトン)の顔面を殴るシーンがある。撮影時には、実際にワトソンがフェルトンに強烈な一撃を食らわせたようだ。フェルトン本人が、その時の状況を説明している。
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』では、マルフォイの行動が原因でバックビークの処刑が決定。ハーマイオニーは、そのことをあざ笑うマルフォイに腹を立て、彼の顔面にパンチをお見舞いする。
2015年に米HuffPostのインタビューで、「エマ・ワトソンに殴られるのは、どんな感じでしたか?」と聞かれたフェルトン。「かなりハードコア。彼女の右フックは強烈でしたよ」と感想を述べ、裏話をこう明かした。
「元々は平手打ちの予定だったと思う。だから僕は『さあ、練習しよう。平手打ちをしてくれ』と言ったんです。フェイクの平手打ちという意味でね。なのに、彼女は実際に僕の顔をかなり強く叩いたんです。」
ワトソンから本当に殴られたフェルトンは、「尻尾を巻いて立ち去った」という。
一方のワトソンは同シーンの撮影について、2004年当時に「とても楽しかった」と振り返っていた。「何テイクかやったのですが、私は『カモン、もう一回やろう』と言っていました」と明かし、パンチシーンの撮影にノリノリで挑んでいたようだ。
ちなみにワトソンのボディダブルを務めたフリック・マイルズも、2022年に当該シーンの裏話を披露している。マイルズも同じシーンを撮影したものの、「私のパンチは本当に下手くそで説得力がなかったから、エマのバージョンが採用されたんだと思う」とのこと。なお、実生活では“いい人”で知られるフェルトンは、マルフォイが殴られることに「少し喜んでいた」そうだ。
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Source:HuffPost,Entertainment Weekly,Scottish Daily Express