【家族で観たい!最高の夏休み映画】『ファインディング・ドリー』レビュー 開始3分で号泣!

待ってました!ファインディング・ドリー

日本でも大ヒットを飛ばした『ファインディング・ニモ』の続編。

今回の主人公は、忘れんぼうの女の子・ドリーです。マーリンとともにニモを探した仲間。
本作では、ドリーが両親を探します。

前作ではその豪快な忘れんぼうっぷりが良いアクセントとなっていましたが、彼女が主人公になったらどうなっちゃうんだろう…? ドリー、あなた本当に大丈夫…? 主役、いける…? と、一抹の不安がよぎりつつ、映画館に向かいました。

本編開始3分(体感時間)で号泣

本編前の短編アニメ『ひなどりの冒険』(素晴らしい)を見て、ほこほこしているやわらかな心をいきなり雑巾絞りされるくらいの哀しい回想シーンから物語は始まります。
かわいいかわいいベビードリーが両親とはぐれるまでの経緯が悲しすぎて…

また、ベビードリーがかわいいんだ。
卑怯なまでの愛らしさは必見です。

新キャラもたくさん!多様で賑やかな海模様

現在シーンに変った瞬間、おとぼけマックスのいつものドリーが散々で、涙ふっとび、楽しい気持ちで見られます。
新キャラクターも多数加わり、とても賑やかな海模様!

ミステリアスで捻くれ者なタコのハンク、友だち思いの優しいジンベエザメのディスティニー、ちょっと臆病なシロイルカのバイレー、その他にもあざと可愛いラッコや偉そうなアシカ、水族館育ちのヒトデや真珠を育てる貝、ハリセンボンなど……

次々と現れる彼らはみんな特性を持っていて、そのユニークさを活かしてドリーやニモたちを助けてくれます。
水から離れる場面が多く、かなりハラハラさせられますが、魚ならではの様々な工夫で困難を乗り越えていく様子は尋常じゃない勇気を与えてくれます。

凄いチャレンジング精神。
ドリーやニモたちの冒険にハラハラしたり、勇気をもらったり、笑ったり(色んな角度からのユーモアたっぷりです!)しているうちに、いつの間にか大きな感動の渦に巻き込まれるストーリーラインはさすがピクサー!

みんな欠点を持っている

本作では、“欠点”が大きなテーマとなっています。
大人が見ると“障害/障害者”という言葉がすぐに出て来るのではないかと思います。

それくらい、ドリーの忘れんぼうは度を越していて、序盤からマーリンやニモは振り回されっぱなし。
ドリーはそれでも明るく前向きに進むけれど、自分が苦手なことをする場面では、露骨に弱気になります。前作では見られなかった、ドリーの弱さ、そして欠点を持つが故の「自信の無さ」にフォーカスが当てられています。

ドリーの他にも、キャラクターたちの身体的な欠点がストーリーに沿って描かれていました。
タコのハンクは七本足、サメのディスティニーは視力が弱い、シロイルカのバイレーはエコーロケーション(超音波)が出来ない、など、みんなそれぞれの欠点を持っています。そうそう、ニモも片方のヒレが小さい!

欠点は”個性”

しかし、ニモやマーリンは、ドリーの「忘れんぼう=欠点」に悩まされつつも、彼女の前向きなところや発想の面白さに着目し、勇気やたくさんのヒントを得ます。

また、そんなニモたちの様子を見たドリーは、自分への自信を少しずつ回復させていく。
傷ついた自信を癒す最初の一歩はとてもささやかなものだけれど、だからこそ、「私もその一歩から始めてみよう」と思えて、勇気づけられるシーンとなっていました。

欠点は“個性”。受け止め方や心持ちで見えるものは変わっていく。
そんな、誰もが抱える欠点への前向きな想いが描かれるとともに、
――あなたは障害(障害をもつ人)と、どう向き合っていく?――
という問いかけを感じ、ハッとしました。

“信じる気持ち”の大切さが感じられる映画

前作からドリーは繰り返し、こう言っています。「マーリンやニモのそばにいると物覚えがよくなる」
その理由が、今作を見て少しわかった気がします。
それは、マーリンやニモがドリーを認め、ドリーの力を信じているから。

自分のことを信じてくれている人がいると、自分も自分のことを信じられる。
他人、自分の両方の“信じる気持ち”が合わさったとき、それはとても大きな力になるんじゃないかな。

ファインディング・ドリー レビュー

かわいいキャラクター、ハラハラとワクワクの詰まった物語、勇気あふれるテーマ、ビターな問いかけ…大満足でした!子どもと大人では感想が違うと思うので、ぜひ家族みんなで見に行ってもらいたい一本です!

 

About the author

ハリウッド大作系から学生の自主製作まで雑食系。
(グロは苦手。R指定作品は厳重警戒!)
美人が好き。

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