ドラマも大好評!2018年には単独公開も公開のフラッシュ(バリー・アレン)【地上最速の男】
みなさんはフラッシュというヒーローをご存知でしょうか。DCコミックのキャラクターでこれまで多くの大イベントにて重要な役割を担ってきたスピードスターにしてドラマ『THE FLASH』が日米ともに大絶賛で迎えられました。2018年3月にDCEUにてエズラ・ミラーが主役の映画『ザ・フラッシュ』が公開されますが、ドラマですでに非常に高いクオリティでの実写化が成功しているフラッシュ、バリー・アレン。
バリー・アレンというキャラクターが再定義されたのはDCが誇るキャラ描写の名手、ジェフ・ジョンズが手がけた『FLASH:Rebirth』(未翻訳)。歴史が長いようで馴染みが浅い人も多いという不思議な境遇ですが、DCコミックが持つ希望と楽観を象徴した名キャラクターなのは間違いありません。
二代目フラッシュのバリー・アレンは科学捜査官!!
父の無実を晴らすのを目標に科学捜査官になったバリーは、仕事は遅いが熱心に事件の捜査に取り組んでいました。そんな彼の運命を変えたのが、数多くの薬品が保管されている部屋にて雷が直撃した夜。昏倒から目覚めたバリー・アレンは超スピードに目覚め、地上最速のヒーロー、フラッシュとして活動を開始したのです。
バリー・アレンの武器は速さじゃない!?
フラッシュは捨て身になればスーパーマンよりも速く走るポテンシャルを秘めています。それは並行世界(マルチバース)の間を流れるとされる超物質スピードフォースにアクセスしているからです。このスピードフォースというのが大変な汎用性を持っており、物質の分子を振動させて障害物をすり抜けたり、超高速思考を可能にしたり、新陳代謝を速めて回復速度を加速したり、老化防止の作用があったりと様々。
まさに万能の力と言えるスピードフォースですが、一つだけ弱点があります。それは「使い過ぎるとスピードフォースに溶けてしまう」ことです。誰よりも速いということは世界中の人間が遅い亀に見えるということ。しかし、だからといって最速で居続ければフラッシュはスピードフォースに呑まれてしまいます。雷のように速いフラッシュはいつも遅くいる必要がありました。
超意訳ですが名作中の名作、『FLASH:Rebirth』で長き不在から帰還し、世界が進む速さに焦りを覚えた後、彼は”スピードスター”をこう結論づけます。
「フラッシュの弱点はクリプトナイトやイエローライトではない。フラッシュの弱点は孤独だ。立ち止まれないと感じた時にスピードスターは孤独になる」
フラッシュは限界知らずのスピードを出せます。ですが二代目フラッシュ、バリー・アレンを最高のスピードスターであるヒーローたらしめているのは誰よりも速く走れる彼は誰よりも遅さの価値を知っているところにあるのです。ドラマにも登場したアイリス・ウェストの甥、三代目フラッシュのウォリー・ウェストは上と同じ話にてバリーをこう語っていました。
「バリーはいつも俺の目を見て話してくれた。決して俺を怒鳴らず、失望もしなかった。彼は誰よりも速いが誰よりも辛抱強かったんだ」
2018年には映画の公開を控え、2016年7月21日からHULUにてドラマ版シーズン2の配信が始まったフラッシュ。これからに最も期待を寄せるヒーローの一人です。
- <
- 1
- 2