フー・ファイターズ、ドラムのテイラー・ホーキンス死後も活動継続を発表

アメリカのロックバンド、フー・ファイターズ(Foo Fighters)が、2022年3月に逝去したドラマーのテイラー・ホーキンスの死後も、活動を継続する旨をTwitterの公式アカウントにてアナウンスした。
元ニルヴァーナのドラマーであったデイヴ・グロールを中心に結成されたフー・ファイターズは1994年に活動を開始。ファーストアルバム『フー・ファイターズ』(1995)を初め、これまでに10枚のスタジオ・アルバムをリリースし、グラミー賞を15回受賞、2021年にロックの殿堂入りを果たしたUSロックを代表する存在だ。ドラマーのテイラーはそのソリッドなプレイやダイナミックでエネルギー溢れるライブパフォーマンスで多くのファンに愛されていたが、2022年3月の南米ツアーの最中、コロンビアはボゴタでの公演を予定していた当日に急死。50歳という若さでこの世を去った。
同年9月にはロンドンとロサンゼルスでテイラーのトリビュートライブが開催。フー・ファイターズのほか、マイリー・サイラス、リアム・ギャラガー、マーク・ロンソン、クイーン・オブ・ザ・ストーンエイジ、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンなど錚々たるミュージシャンたちがテイラーの栄誉を讃え、圧巻のステージを披露した。
フー・ファイターズはこの2公演を除いて活動を休止しており、今後の活動については明らかになっていなかった。2023年を迎えるとすぐ、バンドはTwitterの公式アカウントにて、「テイラー亡き後も活動を継続する」と投稿した。
「私たちのバンドがこれまで知る限り、最も困難で悲劇的な一年に別れを告げるにあたり、私たちが愛し、大事に思う人たちのことを、そしてもう私たちとは一緒にいない愛する人たちにどれほど感謝しているかを思い出しました。
フー・ファイターズは27年前、音楽の持つ癒しの力と続いていく人生を表現するために結成され、これまでの27年間、私たちのファンが世界的なコミュニティを、苦しい時を共に乗り越えられるような助けとなる献身的な支援体制を作ってくれました。喜びと痛みを、希望と恐怖を分かち合い、そして音楽を通じ人生のコーラスをともにする場所です。テイラーがいなければ、私たちはこのようなバンドになることはできなかったでしょうし、テイラーがいなければ、私たちはこれから違うバンドになっていくでしょう。
テイラーの存在がファンにとって大きな意味を持っていたように、ファンの存在がテイラーにとって大きな意味を持っていたことも分かってます。そして私たちはまた、すぐにあなたたちに会えると思っています。彼の魂は、毎晩私たち皆とともにあるのです。」
— Foo Fighters (@foofighters) December 31, 2022
世界中のファンは当然のこと、数々のミュージシャンやセレブリティにも衝撃を与え、メンバー自身にとって類を見ないほど大きな喪失となったテイラーの訃報。彼の不在にまだ胸が痛むが、活動継続を決意したフー・ファイターズに感謝の気持ちを表したい。
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