ジェダイならフォース使って『マイティ・ソー』のハンマー、ムジョルニアを動かせる説を検証

実生活において一切何の役にも立たないけど、男子みんなが好きそうな無駄な考察について、ちょっと真面目に考えてみよう。

マーベル・ユニバースに存在する武器、ムジョルニア。アベンジャーズのソーが振り回している、あのハンマーだ。このハンマーは北欧神話に登場する『ミョルニル』がモデルになっている。

ソーは、ムジョルニアを天にかざして雷を起こしたり、ブンブン振り回して空を飛ぶこともできる。さらに世界中のどこにあっても、所有者であるソーが手を開けばその元に一直線に飛んで来るのだ。この習性を利用し、ソーはブーメランのようにムジョルニアを投げ、複数の敵を無双状態で貫通攻撃する事もできる。
『ウル』という超金属で生成されたムジョルニアは、アダマンチウム並の強度を持っている。たいていの物質は物理攻撃で破壊する事ができるが、唯一キャプテン・アメリカのヴィブラニウム製シールドだけは破壊出来なかった。まさに、矛と盾の衝突である。

そんな強力なムジョルニアであるが、最大の特徴といえば、所有者であり神々の国の王ソーにしか持ち上げられないというものだ。正確に言えば、『所有者ソーと同等以上の高潔な心の持ち主』でなければ動かす事すらも出来ない。たとえ地上最強クラスの怪力を誇るハルクであっても、1ミリとて動かす事は出来ないのだ。(映画『エイジ・オブ・ウルトロン』でスティーブ・ロジャースはほんの少し動かせていたけど)

さて、ここからが本題である。いかなる怪力をもってしてもビクリともしないムジョルニアだが、果たして、スター・ウォーズのジェダイ達はフォースを使って動かす事ができるだろうか?

フォースとは

これを考える前に、まずはフォースの基本概念についても駆け足でおさらいしておこう。
物に触れずに対象物を動かしたり、マインド・コントロールを行ったりと、その一連の魔法のような所作をフォースと捉える事もできるが、そもそもフォースとは銀河系のありとあらゆる生命をつなぐエネルギー場の総称である。エピソード4公開時には、ベン・ケノービの口からこの程度のファジーな説明のみが語られていたが、続く『帝国の逆襲』ではヨーダ先生からもう少し詳細な概念が伝えられる。曰く、フォースとは木や石をはじめ、どんなものにも流れている、フォースが生命を作り、我々を取り巻いている、というものだ。

では、ヨーダのような強力なフォース感応者は、マイティ・ソーのムジョルニアをも動かす事ができるのだろうか。

ジェダイならムジョルニアを動かせる理由

フォースの概念に立って考えれば、ムジョルニアでさえも宙に持ち上げられるはずである。万物に流れるフォースは、当然ムジョルニアの中にも存在するはずだ。ジェダイはそのフォースと共鳴する事ができれば、たとえ身体の小さなヨーダであっても「大きさは関係ない」のではないだろうか。

惑星ダゴバで沈没したX-ウイングの機体をルークが持ちあげられなかった時、ルークは「できっこない」と投げ出した。彼には、X-ウイングという巨大な物体を沼から引き上げるなんて想像すらできなかったのだ。それこそが失敗した理由だとヨーダは指摘する。これはジョージ・ルーカスの言う「想像無くして創造なし(You can’t do it unless you can imagine it.)」という言葉の体現なのである。
ジェダイは無限の想像力…つまるところ、『ムジョルニアを動かす』というビジョンを強く思い描く事ができれば、フォースの力を用いて実現する事ができるのではないだろうか。

ジェダイでもムジョルニアを持てない理由

逆に、たとえジェダイであってもさすがのムジョルニアは…という意見についても考えてみよう。
フォースを使ってムジョルニアを動かすというのは、結局のところ物理的アプローチにとどまっていると考えられる。ハンマーを宙に浮き上がらせる事はできるかもしれないが、それを『手に持つ』ことができるかと言えば話は別だ。
先述したように、ムジョルニアを持てるか持てないかを分け隔てる境界線とは、『ソーと同等以上に高潔な精神の持ち主』であるか否かだけだ。
同様に、フォースを二極に分け隔てるものとは、『ライトサイド』か『ダークサイド』か、に尽きる。当然ダークサイドの持ち主が『高潔な精神』であるとは考えられにくいので、いくらダース・ベイダーやダース・シディアスのフォースが強大であろうと、ハンマーを持ち上げる事はできないだろう。
では、ヨーダやメイス・ウインドウのような力強いライトサイド・ジェダイであればどうかと考えればそれも怪しい。ここからは個人的な見解になってしまうが、僕はスター・ウォーズの世界において、一滴の濁りもない完全なライトサイドは存在しないものとして描かれていると思っている。

http://www.huffingtonpost.com/rob-conery/luke-skywalker-theory-destroys-everything-star-wars_b_8392698.html

http://www.huffingtonpost.com/rob-conery/luke-skywalker-theory-destroys-everything-star-wars_b_8392698.html

その最たる例がルーク・スカイウォーカーだ。劇中でも何度か一瞬のダークサイドを感じさせる場面が意図的に演出されており、『ジェダイの帰還』時に着用していた黒いスーツも「ルークの中に宿るダークサイドのコンセプトを再現」している事が公式衣装展などで説明されている。
ヨーダやメイスが高潔な精神を保っているかについても意見が別れるだろう。特にメイスはアナキンに「ジェダイの掟に反する」と叫ばれながらもパルパティーン最高議長の即決処刑を執行しようとするなど、その精神は状況に転じやすい印象が見られる。
つまりたとえフォースを極限まで極めたジェダイであっても、ムジョルニアを持てるかどうかとは無関係だ。問題は、ソーと同等以上の高潔な精神を持っているかどうか、なのである。

以上の事から、僕は「強力なジェダイなら、ムジョルニアを宙に持ち上げる事はできる。ただしそれを手に取ってホールドする事はできない。」と結論付けたい。

あなたの見解はどうだろうか?コメント欄やFacebook、Twitterでぜひぜひ意見を聞かせて欲しい。

About the author

インド旅行中、たまたま現地新聞に写真を撮られて掲載されるというミラクルを起こしました。持ってる男。THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。

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Comments

  • Yoshiko Nakano CL 2016年7月6日 at 4:51 PM

    ん~、ムジョルニアには、王の正統への属性はないのでしょうか?高潔な精神さえあれば王家の血は関係ないのでしょうか?

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