ナタリー・ポートマン&ジョン・クラシンスキーが兄妹役、ガイ・リッチー監督の強盗アドベンチャー映画で共演決定

『クワイエット・プレイス』シリーズの主演・監督・脚本でマルチな才能を発揮したジョン・クラシンスキーと、『ブラック・スワン』(2010)でアカデミー賞主演女優賞に輝いたナタリー・ポートマンが、ガイ・リッチー監督の新作映画『Fountain Of Youth(原題)』で共演することが明らかとなった。米Deadlineが報じている。
リッチーが監督を務める本プロジェクトは、米Apple Studioと米Skydance Mediaのファーストルック契約にて製作される。物語の主人公は、神話に登場する「若返りの泉」を発見するために世界的な強盗で手を組む、疎遠になっていた兄妹。2人は自分たちの人生を変え、不老不死へ導く可能性のある壮大な冒険で手がかりを追うために、歴史の知識を駆使することになる──。
クラシンスキーとポートマンは主人公の兄妹を演じると見られる。脚本は、『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』(2016)やリブート版『スクリーム』(2022)などでペンを執ったジェームズ・ヴァンダービルトが務める。
情報筋によると、ヴァンダービルトの脚本を読んだスカイダンスの幹部がその出来に驚愕し、同スタジオの最優先作品になったという。リッチーは2023年春から本プロジェクトに注目しており、同時期にクラシンスキーの名前も浮上していたが、同年5月に全米脚本家組合、7月に全米映画俳優組合のストライキが始まったため、企画は一時中断を余儀なくされた。Wストライキ終了後にリッチーとクラシンスキーが参加を決め、プロジェクトが遅れたことでポートマンのスケジュールも空き、3人の強力タッグが実現する運びとなった。
ヴァンダービルトはプロデューサーも兼任。その他に名を連ねるのは、スカイダンスから『トップガン マーヴェリック』(2022)のデヴィッド・エリソン、『トランスフォーマー/ビースト覚醒』(2023)のデイナ・ゴールドバーグ&ドン・グレンジャー。『カリフォルニア・ダウン』(2015)のトリップ・ヴィンソン、『アンビュランス』(2022)のウィリアム・シェラックらも参加する。
ここ近年でクラシンスキーは、マーベル映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)のカメオ出演が話題になったほか、スパイドラマ「トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン」(2018‐2023)に主演。監督・脚本・出演を担うファンタジー映画『ブルー AND THE SECRET FRIENDS)』(仮題)が待機中だ。
ポートマンは、マーベル映画『ソー:ラブ&サンダー』(2023)にジェーン・フォスター役でカムバックし、『ポップスター』(2018)『ルーシー・イン・ザ・スカイ』(2019)などに主演。70年代を舞台にした『LUCY IN THE SKY(原題)』とミニシリーズ『Lady in the Lake(原題)』への出演も決定している。
リッチーは、実話を基にした戦争映画『コヴェナント/約束の救出』が、2024年2月23日に日本公開スタート。また、第二次世界大戦を舞台にヘンリー・カヴィル主演で描く『The Ministry of Ungentlemanly Warfare(原題)』が、2024年4月19日に米国公開予定だ。
ジョン・クラシンスキーとナタリー・ポートマン、ガイ・リッチー監督がタッグを組む『Fountain Of Youth(原題)』は、2024年第一四半期に撮影開始の予定。
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Source:Deadline