『マッドマックス:フュリオサ』カンヌで絶賛、拍手喝采8分続く ─ 感激のクリス・ヘムズワースは目に涙

ジョージ・ミラー監督『マッドマックス』サーガ最新作『マッドマックス:フュリオサ』が、第77回カンヌ国際映画祭アウト・オブ・
『マッドマックス:フュリオサ』は、前作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)で初登場した女性戦士フュリオサの壮絶な人生を辿る1作。フュリオサ役にはアニャ・テイラー=ジョイが新たに起用され、悪役ディメンタス将軍役に『マイティ・ソー』シリーズのクリス・ヘムズワースが扮する。
現地時間5月15日、カンヌ国際映画祭で行われたワールドプレミアには、アニャとヘムズワース、ミラー監督らが出席。レッドカーぺットを歩いた後、プレミア上映に臨んだ。
米Varietyによれば、上映後はカンヌ恒例のスタンディングオベーションが巻き起こり、6分以上続いたとのこと。一方、米Deadlineは拍手喝采は8分近く続いたと報告しており、いずれにしても会場は『フュリオサ』の熱気に包まれたようだ。
スタンディングオベーション中、フュリオサ役のアニャはカメラに向かってキスをしたり、お辞儀をしたりして歓迎に応じたそう。ヒーロー俳優としてのイメージを打ち破る怪演を見せたヘムズワースは目に涙を浮かべていたという。
(WATCH) Chris Hemsworth, Anya Taylor-Joy & George Miller take in the standing ovation after ‘Furiosa’ world premiere at #Cannes2024 ( @BazBam) pic.twitter.com/VnEVnmq3xQ
— Deadline Hollywood (@DEADLINE) May 15, 2024
9年ぶりに『マッドマックス』の世界に帰ってきたジョージ・ミラー監督は、カンヌの観客に向けて、「この映画では私たち全員が身を粉にして働きました。みなさんがこの映画をどう評価するのか楽しみです」とメッセージを贈った。「私たちを招いてくださりありがとうございます」。
現時点で、米Rotten Tomatoesでは批評家スコア87%と好調な滑り出し。『怒りのデス・ロード』の97%には及ばずとも、「『怒りのデス・ロード』とはまったく別のエンジンがフュリオサを動かしている。それは永遠に続くだろう!」(Empire)、「前作とはハンドリングが異なるかもしれないが、同じエンジニアによってチューニングされているのは明らかだ」(The Telegraph)、「絶望の地で希望を見出す、ハイオク満タンの哲学的視点の上を走っている」(Rolling Stone)と海外メディアからは絶賛の声が寄せられ、世界観を守りながらも独自路線を爆走していることがうかがえる。
映画『マッドマックス:フュリオサ』は2024年5月31日(金)公開予定。
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Source: Variety,Deadline,Rotten Tomatoes,Empire,The Telegraph,Rolling Stone