『マッドマックス』新作は泥まみれで血まみれに ─ 主演アニャ・テイラー=ジョイ、激しいアクションもエンジョイ

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)の前日譚映画、『フュリオサ(原題)』は、アニャ・テイラー=ジョイ最高のハードなアクションが見どころとなりそうだ。本作の撮影がいかに大変だったか、その舞台裏を明かしている。
米Indie Wireのインタビューにてテイラー=ジョイは、2022年10月末にオーストラリアで終了した撮影について、「7ヶ月間、“別の惑星にいた”」と振り返っている。
「今までで一番泥まみれになって、血まみれになりました。泥まみれになったり血まみれになって、完璧な清楚さや可愛らしさからかけ離れた時は、ただ楽しんで、最高な居心地の良さを感じているんです。『フュリオサ』は間違いなく私にピッタリでした。」
テイラー=ジョイといえば、古典小説を映画化した『EMMA エマ』(2020)では古風な美しいドレスの数々に身を包み、『ラストナイト・イン・ソーホー』(2021)では60年代ファッションをシックにキメていた。そんなテイラー=ジョイが、今作ではお洒落な衣装も脱ぎ捨て、荒涼としたロケ地で泥&血まみれになる。
『フュリオサ』は、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で独裁者イモータン・ジョーに反旗を翻し、彼の妻たちの逃走計画を実行した戦士フュリオサの若き日を描く物語。このシリーズではクールに改造された車のハンドルを握ったキャラクターが、壮絶なカーチェイスを繰り広げるのがお約束となっている。
ところがテイラー=ジョイは車の免許を持っていないそうで、撮影では車の運転はしなかったのだとか。「ハイウェイも走れないし縦列駐車も出来ないけど、必要ならトラックでカッコ良く180度回転できますよ。それならやれます」とコメント。『怒りのデス・ロード』でフュリオサ役を演じた先輩、シャーリーズ・セロンに負けないアクション魂を見せつける。
『フュリオサ』はテイラー=ジョイのほか、『マイティ・ソー』シリーズのクリス・ヘムズワース、『Mank/マンク』(2020)などのトム・バーク、『インシディアス』シリーズのアンガス・サンプソンらが参加。『 怒りのデス・ロード』のリクタス・エレクタス役でネイサン・ジョーンズが続投する。
映画『フュリオサ(原題)』は2024年5月24日に米国公開予定。
Source:Indie Wire