『マッドマックス:フュリオサ』クリス・ヘムズワースはお父さんが第1作のバイカーギャングたちと仲良しだった

『マッドマックス』シリーズ最新作『マッドマックス:フュリオサ』で狂気のヴィラン、ディメンタス将軍を演じたのは『マイティ・ソー』シリーズで知られるクリス・ヘムズワース。実はクリスと『マッドマックス』、ジョージ・ミラー監督にとっても感慨深い不思議な縁があった。
『マッドマックス』といえば、クリスの故郷であるオーストラリアを代表する映画シリーズだ。クリス自身、『マッドマックス』を観て育った少年の1人だった。
しかし、クリスには他の少年たちの多くは持たないであろう特別な繋がりを『マッドマックス』に持っていた。クリスの父親であるクレイグ・ヘムズワースと、第1作『マッドマックス』(1979)に出演していた「バイカーギャング」たちが知り合いだったというのだ。
ジョージ・ミラー監督が米Peopleに語ったところによれば、当時クレイグは「大学に通っていたソーシャルワーカーだった」という。同時に、バイカーでもあったクリスの父親は、『マッドマックス』に参加していたバイカーたちと顔見知りの仲だったそう。クリスも米Cinema Blendに「僕の父親はよくバイクでレースしていました。スタントの多くを行うクルーの人たちや映画でバイクに乗っている人たちとは知り合いでした」と語っている。
ミラー監督は、当初「ディメンタス将軍が誰に務まるのか分からなかった」という。しかし、クリスと面会した際に、父親クレイグとの繋がりが判明。さらにクリス本人についても「この男はまだ40歳にもなっていないのに、これだけの知恵があるのか。とても賢くて、すごく賢明な人間だ」という印象を抱き、主要キャラクターのディメンタス将軍を託したのだった。
「彼に脚本を渡しましたが、キャラクターに対する反応は素晴らしかったです。これまでに非常に洗練された俳優たちと仕事を共にしてきましたが、彼は間違いなく彼らと肩を並べますね。」
クリスとの出会い、クレイグとの縁について、ミラー監督は「ぐるりと一周した」ような感覚だったとか。クリスとの再タッグにも意欲的で、以前には「どんな企画でも一緒に仕事したいです」と語っていた。
『マッドマックス:フュリオサ』は公開中。
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Source:People,Cinema Blend