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『マッドマックス』フュリオサ単独映画、「15年に渡る物語」と監督 ─ 製作は順調に進行中、「いいスタートを切ることができた」

ジョージ・ミラー
Photo by Georges Biard https://commons.wikimedia.org/wiki/File:George_Miller_Cannes_2016.jpg

アカデミー賞6部門受賞、世界が熱狂した映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)。この歴史的作品で観客の視線を奪った最強の戦士、フュリオサを描く前日譚映画が現在進行中だ。果たして、『フュリオサ(原題)』はどんな物語になるのだろうか?

本作は、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でイモータン・ジョーという独裁者に反旗を翻し、彼の妻たちの逃走計画を実行した丸刈り頭&義手の戦士、フュリオサの若き日の姿を描く物語。“オーストラリアで撮影される史上最大の映画”となり、“長年に渡る壮大な物語”を描く作品と伝えられているが、その詳細は未だ不明のままである。

謎に包まれた本作の監督・共同脚本を務めるのはもちろん、シリーズを牽引してきた巨匠、ジョージ・ミラーだ。米Deadlineのインタビューにてミラーは、『フュリオサ』について訊かれたところ、「完成したら、その内容をお話したいと思います」としながらも、「とてもいいスタートを切ることができました」と述べている。これは撮影が開始されたことを意味しているのか、その準備が順調に進んでいることを示唆するものなのかは定かでない。ちなみに主演のアニャ・テイラー=ジョイは、オーストラリアに到着済みであることが判明済みである

物語の中身については伏せておきたい様子のミラーだが、「『怒りのデス・ロード』の世界観を踏襲しながらも、違うところもたくさんあります」と説明。その最大の違いというのは、「タイムスパンでしょう。『怒りのデス・ロード』は3日2晩の出来事でしたけど、この映画では15年に渡る物語。つまり、これはサーガなんです」と明かしており、これまで伝えられてきたように壮大な物語になることが予想される。

前作でフュリオサは、もともと緑の地と呼ばれる場所の出身者であり、幼少期の頃、シタデルへ母親と共に連行され、3日後に母親が命を落としたことを明かしていた。しかし、そのバックストーリーについて語られることは少なかった。『フュリオサ』ではその知られざる過去に迫る物語が観られそうだ。

キャストには、主演のアニャ・テイラー=ジョイをはじめ、ヴィランとしてキャスティングされたクリス・ヘムズワース、『Mank/マンク』(2020)などのトム・バークが参加している。米ScreenRantによれば、ネイサン・ジョーンズもまたリクタス・エレクタス役として続投しているとのことだ。

『フュリオサ(原題)』は、2024年5月24日に米国公開予定だ。

Source:ScreenRant , Deadline

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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