アンドリュー・ガーフィールドがルカ・グァダニーノ監督新作に出演決定 ─ OpenAI代表サム・アルトマン激動期を描く

『君の名前で僕を呼んで』(2017)『クィア/QUEER』(2024)のルカ・グァダニーノ監督による新作映画『Artificial(原題)』に、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズや『We Live in Time この時を生きて』(2024、日2025)のアンドリュー・ガーフィールドの出演が正式決定した。
Amazon MGM Studiosによる『Artificial』は、「人工知能(AI)の世界を舞台にしたコメディドラマ」と称され、2023年に人工知能(AI)企業のOpenAI社のCEOであるサム・アルトマンが解雇され、数日後に再雇用されることになった時期を中心に描く。
ガーフィールドが出演交渉に入っていることは2026年6月に報じられていたもの。Amazon MGMの公式Instagramでは、ガーフィールドのほか、Netflixシリーズ「モンスターズ: メネンデス兄弟の物語」(2024)のクーパー・コックが出演することも正式に発表されている。
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現時点で、ガーフィールド&コックの役柄は不明。また公式発表はされていないが、ガーフィールドの正式参加を伝えた米Varietyの記事には、出演交渉中と報じられていた『ANORA アノーラ』(2024)のユーリー・ボリソフの名前もある。ただし、同じく出演交渉報道のあった『トップガン マーヴェリック』(2022)のモニカ・バルバロは今回の報道では言及されていない。
ガーフィールドはグァダニーノ監督の新作映画『After the Hunt(原題)』(2025年10月10日に米国公開予定)にも出演しており、『Artificial』で早くも再タッグとなる。脚本はコメディドラマ「Miracle Workers(原題)」や「サタデー・ナイト・ライブ」などのサイモン・リッチ。プロデューサーは『ハリー・ポッター』シリーズのデヴィッド・ヘイマン、ジェフリー・クリフォード、ジェニファー・フォックスが務める。
『アメイジング・スパイダーマン』シリーズで脚光を浴びたガーフィールドは、遠藤周作の同名小説をマーティン・スコセッシ監督が映画化した『沈黙-サイレンス-』(2016)や、ネオノワール・ミステリー『アンダー・ザ・シルバーレイク』(2018)などで演技の幅を広げてきたほか、『ハクソー・リッジ』(2016)『tick, tick…BOOM! チック、チック…ブーン!』(2021)でアカデミー賞主演男優賞候補に選出。実力確かな俳優としての地位を確立している。
今後の出演作には『After the Hunt』のほか、冒険ファミリー映画『The Magic Faraway Tree(原題)』、14世紀のイギリスを舞台に農民の反乱を描くポール・グリーングラス監督のスリラー映画『The Rage(原題)』などが控えている。
映画『Artificial(原題)』は2025年夏に撮影開始予定。ロケ地は米サンフランシスコとイタリアが予定されている。
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Source: Variety, Amazon MGM Studios
Text: Hollywood, 稲垣貴俊