海外ドラマ「LOST」ドキュメンタリー映画が制作中 ─ あの結末への反響、熱狂的ファンダムにも迫る

世界中で社会現象を巻き起こした海外ドラマ、「LOST」(2004-2010)のドキュメンタリー映画『Getting Lost(原題)』が制作中であることがわかった。米Colliderが伝えている。
「LOST」は、飛行機事故で謎の島に着陸した生存者たちが、島で起きる奇妙な現象を解き明かしていく物語。J・J・エイブラムスが監督・製作・脚本を務め、「ウォッチメン」(2019)のデイモン・リンデロフと「ダニーのサクセス・セラピー」(2011-2013)のジェフリー・リーバーが共同製作として参加した。同作は6シーズンを通してエミー賞を10回受賞し、アメリカにおけるテレビドラマの製作や消費の仕方を変えたとも評価されている。
『Getting LOST』の監督を務めるのは、ドキュメンタリー映画『The Last Blockbuster(原題)』でメガホンをとったテイラー・モーデン。本作では「LOST」の大成功だけでなく、エピソード考察や仮説で盛り上がった熱狂的ファンダムや、物議を醸したシリーズ最終話への反響など、あらゆる側面を取り上げるという。番組のキャスト、スタッフ、ファンコミュニティへの新規インタビューや、未公開のアーカイブ映像も収録される予定だ。
モーデン監督は声明を発表し、「LOST」のドキュメンタリーを制作する喜びを次のように語っている。
「『LOST』は、私を含め、多くの人々にとって大きな意味を持つ番組でした。我々がまだ毎週テレビの前に集まり、次の展開を楽しみにしていた時代に生まれた番組です。この番組がポップカルチャーに与えた影響を称えつつ、失敗を検証し、『LOST』の真の意味を明らかにする映画を作りたいと思います。好きか嫌いかは別として、『LOST』は極めて重要な番組であり、我々の愛する新たなテレビ黄金時代への道を切り開いてくれました。」
なお本作の公開は、劇中のオーシャニック航空815便の墜落事故から20周年となる2024年に予定されている。今後さらなる続報に期待したい。
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