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「マンダロリアン」キャラ・デューン役ジーナ・カラーノが解雇 ─ SNSでの不適切投稿を受けて

マンダロリアン
© 2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

『スター・ウォーズ』の実写ドラマ「マンダロリアン」メインキャラクターのひとりであるキャラ・デューン役ジーナ・カラーノが、シリーズから離脱となったことがわかった。事実上の解雇となる。ルーカスフィルムが米io9を通じて公表し、これに連なってThe Hollywood ReporterDeadlineVarietyなど主要業界メディアが揃って報じた。

ルーカスフィルム広報は「ジーナ・カラーノは現在、ルーカスフィルムと雇用関係になく、将来にわたってもありません。それでも、彼女が文化的、宗教的アイデンティティに基づいて人を中傷するソーシャルメディア上での投稿は忌まわしいもので、受け入れられるものではありません」と断罪している。

カラーノは自身のInstagramのストーリー上に、政治観の違いによるヘイトを、ナチスによるユダヤ人迫害に例えて揶揄する文をシェア。これはカラーノが直接書き込んだものではなく、他アカウントのストーリー画面をスクリーンショットしたものと見られるが、SNS上では非難が殺到。ほか複数の投稿が問題視され、Twitter上では「ジーナ・カラーノをクビにしろ」と訴えるハッシュタグ“#FireGinaCarano”が一時トレンド入りすることとなった。

カラーノは以前にも、新型コロナ対策でマスクを着用する民主党議員に対して、マスクのせいで周りが見えていないと揶揄する投稿など、SNS上での言動が物議を醸していたことがあった。米The Hollywood Reporterは関係者より得た情報として、ルーカスフィルムは「ここ2ヶ月の間、彼女の首を切る理由を探していた。今日で堪忍袋の緒が切れたのだ」と紹介している。

なお、ルーカスフィルムがio9を通じて上ステートメントを発表したのは、#FireGinaCaranoのTwitterトレンド入りから6〜7 時間のこと。カラーノはこの前日、Instagramに自身の写真と共に「楽しくなりそう(This is going to be fun.)」と投稿したばかりだった。

マンダロリアン
© 2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

カラーノが「マンダロリアン」で演じたキャラ・デューンは、主人公のマンドーやベビーヨーダ、グリーフ・カルガと共に活躍した。元反乱軍のショックトルーパーで、シーズン1と2では多くの見せ場があった重要キャラクターだ。ストーリー上欠かせない存在だったが、続くシーズンでは代役が立てられるのか、あるいはキャラ・デューンの存在が消えていくことになるのか。

ジーナ・カラーノは総合格闘家出身の女優。「マンダロリアン」ほか、『デッドプール』(2016)ではエンジェル・ダスト役を演じている。

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Source:io9,The Hollywood Reporter,Deadline,Variety

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THE RIVER編集部THE RIVER

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