「ゲーム・オブ・スローンズ」新スピンオフ、『ザ・バットマン』続編の脚本家が就任 ─ 征服王エイゴンのウェスタロス征服描く

「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)の新たなスピンオフ企画が本格始動したようだ。脚本家として、『THE BATMAN―ザ・バットマン―』(2021)の続編映画を共同執筆するマットソン・トムリンが起用されたことがわかった。米The Hollywood Reporterが報じている。
2023年4月に初めて報じられた本企画は、征服王エイゴン・ターガリエン1世のウェスタロス征服を描く物語。別のスピンオフ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」(2022-)の直接的な前日譚にあたり、エイゴン1世と妻でもある姉・ヴィセーニア&妹・レイニスが、軍隊やドラゴンの助けを借りて、ウェスタロス(七王国の内ドーンを除く六王国)を征服するまでが描かれる。
The Hollywood Reporterの情報筋によれば、本作はジョージ・R・R・マーティンが創り上げた壮大なファンタジー世界の「基本に立ち返る」アプローチを取る予定だという。
本作の脚本家に就任したマットソン・トムリンは、DC映画『THE BATMAN―ザ・バットマン―』の脚本執筆(クレジットは無し)に参加し、続編映画『The Batman Part II(原題)』では共同執筆を手がける注目の脚本家だ。ほかにもNetflix映画『プロジェクト・パワー』(2022)、キアヌ・リーブスが手がけるコミック『BRZRKR(原題)』の実写映画版、『ロックマン(原題:Mega Man)』の実写映画版など、様々な作品の脚本を手掛けている。
「ゲーム・オブ・スローンズ」からは複数のスピンオフ企画が発表されてきたが、これまでに制作が決定したのは「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」(2022-)と、『ダンクとエッグの物語』シリーズを基にした前日譚「A Knight of the Seven Kingdoms: The Hedge Knight(仮題)」のみであった。「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」はシーズン2が2024年夏に配信予定で、「A Knight of the Seven Kingdoms」は2024年内に撮影開始の予定だ。
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Source:The Hollywood Reporter