「ゲーム・オブ・スローンズ」デナーリス役、新ドラマでターガリエン家を演じる役者にアドバイス「必ず地毛で」

ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)でデナーリス・ターガリエンを演じたエミリア・クラークが、ターガリエン家のルーツを描く新ドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン(原題:House of the Dragon)」に出演するキャストに、とあるアドバイスを与えている。ターガリエン家に共通するアノ特性に関連するものだ。
エミリアが演じたデナーリスは、ドラゴンの血を引くターガリエン家の子孫。パッと目を引くプラチナブロンドは、ターガリエン家特有の身体的特徴で、シーズン1に登場したデナーリスの兄ヴィセーリスや、壁の番人ナイトウォッチで学匠を務めたエイモン・ターガリエンも同色であった。
2011年に始まった「ゲーム・オブ・スローンズ」にフルシーズンで出演した数少ないキャストのひとりであるエミリアがアドバイスするのは、このプラチナブロンドの髪色について。米The Hollywood Reporterの取材で「髪をブリーチして傷めるほどの価値はあったか?」と尋ねられたエミリアは「全然ないです」と答えた上で、「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」に出演するキャストには次のように助言を与えている。
「ブリーチを何度もして髪が死んでしまったので、全部の髪の毛を切りましたよ。もしご自身の髪の毛を大切にしているならば、地毛の色をキープしてください。これは誰に対しても言えることだと思いますけどね(笑)。」
エミリアが髪を染めたのは、最終章のシーズン8でのみ。それまでの7シーズンでは、ウィッグを使用していた。以前、シーズン8だけプラチナブロンドに染めることにした理由を「最後のシーズンだからデナーリスの色にしたかった」と語っていたエミリア。「レオナルド・ディカプリオの『ロミオ+ジュリエット』の少年カットみたいに全部切らなければいけませんでした」と、ブリーチ後の苦労をこの時も明かしていた。
もっとも、エミリアは髪を染めた自分の決断について「自分が成し遂げたことの中で一番誇りに思っています」と達成感を示してもいた。エミリアが最終シーズンだけ染めようと思ったのも、キャラクターへの愛着が深まったがゆえのこと。キャラクターとひとつになるための役作りとだけあり、演技に身を入れる助けにもなったはずだ。
なお「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」は、撮影が開始されており、ターガリエン家のキャラクターを捉えた場面写真もすでに公開されている。同作のキャストがプラチナブロンドに染めていたら、エミリアの助言は“時すでに遅し”だ……。しかし、撮影開始時に作品の公式Twittterで投稿された脚本の読み合わせの場を写した写真では、ターガリエン家を演じるマット・スミスやエマ・ダーシーは地毛で参加していたため、恐らくウィッグが用いられているようだ。
Matt Smith as Prince Daemon Targaryen.
The @HBO original series #HouseoftheDragon is officially in production and coming to @HBOMax in 2022. pic.twitter.com/7TLn4cSru5— House of the Dragon (@HouseofDragon) April 26, 2021