DCドラマ「グリーン・ランタン」主要キャストが初発表 ─ ガイ・ガードナー役をフィン・ウィットロックが演じる

DCコミックス原作、HBO Maxオリジナルドラマ「グリーン・ランタン(原題:Green Lantern)」の出演者が初めて発表された。主要キャラクターのひとり、ガイ・ガードナー役を「アメリカン・ホラー・ストーリー」シリーズのフィン・ウィットロックが演じる。米The Hollywood Reporterなどが報じた。
コミック「グリーン・ランタン」は、装着者の“意志”を増強する魔法の指輪・パワーリングによって力を得た主人公が、犯罪者との戦いや宇宙の存亡を賭けた激闘に身を投じる物語。ドラマ版では、1941年の地球を舞台に“初代グリーン・ランタン”のアラン・スコットを描くほか、1984年のガイ・ガードナー、人間とエイリアンのハーフであるブリー・ジャルタ、さらに時間と宇宙を超えて大勢のグリーン・ランタンが登場する予定だ。
ウィットロックが演じるガイ・ガードナーは、コミックでは“4代目”のグリーン・ランタンにあたるキャラクター。マッチョで好戦的なスーパーヒーローのパロディとして描かれることも多く、ドラマ版のガードナーも「コミックと同じく、1980年代の超愛国主義を体現する“男らしさの巨大な塊”。しかし、なぜか愛される存在」と説明されている。
これまでにウィットロックは、「アメリカン・ホラー・ストーリー」シリーズのほか、Netflixドラマ「ラチェッド」(2020-)や映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(2015)『ラ・ラ・ランド』(2016)『ジュディ 虹の彼方に』(2020)などに出演。今後は「ラチェッド」シーズン2の撮影も控えているが、同作の撮影時期は決定しておらず、ウィットロックは「グリーン・ランタン」への出演を優先した。なお協議により、「ラチェッド」側もこれを認めたという。
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報道によると、すでに“初代”のアラン・スコットを演じる俳優も出演交渉に入っており、もうすぐ正式に発表される見込み。以前の報道では、“7代目”のサイモン・バズ、“8代目”のジェシカ・クルス、人気キャラクターのキロウォグやヴィランのシネストロなど、コミックの登場人物からオリジナルキャラクターまでが登場するといわれていた。多彩なキャスティングにも注目したい。
脚本・製作総指揮は『レゴバットマン ザ・ムービー』(2017)のセス・グレアム=スミス。プロデューサーは「ARROW/アロー」(2012-)などのアローバース作品や、同じくDCドラマ「タイタンズ」(2018-)などのグレッグ・バーランティ、同じく「ARROW/アロー」や映画版『グリーン・ランタン』(2011)のマーク・グッゲンハイムが務める。なお、本作はバーランティ史上もっとも高予算のシリーズになるという。
なお、ドラマ版「グリーン・ランタン」は2021年4月に撮影開始予定と報じられていたが、現在の進行状況を鑑みるに、ややスケジュールに遅延が発生しているとみられる。
▼グリーン・ランタン の記事
Source: The Hollywood Reporter