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『グレムリン3』、未だ承認降りず ─ 「ファンが誇りに思える作品にこだわっている」

グレムリン
© Warner Bros. Pictures 写真:ゼータイメージ

80年代の人気ホラーコメディ映画『グレムリン』の待望となる第3作の脚本がついに完成したと伝えられたが、この情報を第1作の脚本家クリス・コロンバンスが否定している。

2025年7月末、『グレムリン』前2作で主演を務めたザック・ギャリガンが、企画の噂があった第3作について「35年の時を経て、ついに脚本が完成しました」と報告し、「今はスピルバーグ氏が脚本を読んで、承認するのを待っているようです」と進捗を明かしていた。

しかし、米GamesRadar+のインタビューでコロンバスは、「『グレムリン』の脚本はいくつかあります。ただし、どれも正式に承認されたわけではありません」と答え、噂を否定。「何かしら取り組んではいますが、いつものことです。『グレムリン』は終わりのない執筆課題ですね」と付け加え、次のように続けている。

「正直なところ、『グレムリン』と『グーニーズ』のアイデアを30年以上にわたって試行錯誤しています。ただ、まだ打開には至っていません。制作するには理由が必要です。“この作品なら興行収入は好調だろう”という理由ではなく、ファンが誇りに思える作品、そして僕たち自身も誇りに思える作品でなければなりません。ファンのみなさんが、“ああ、この映画は素晴らしい出来だった”と言えるような作品です。だから、本当に素晴らしい作品にすることに、物凄くこだわっているんです。」

ジョー・ダンテ監督、スティーヴン・スピルバーグ製作の『グレムリン』は、1984年に第1作が、1990年に続編『グレムリン2 新・種・誕・生』が製作。独特の世界観とキャラクターで世界中に熱狂的ファンを持つ人気シリーズとなった。

こうした人気を受け、第3作の企画は2013年に始動。コロンバスは2017年から第3作の執筆に着手し、2020年には「脚本は完成している。ぜひ実現させたい」と発言。その後、2025年1月の時点でも企画開発の事実が伝えられていたが、現時点で脚本家の名前は明かされておらず、監督が就任しているかどうかも不明だ。当初プロデューサーを務めると報じられた『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』シリーズのセス・グレアム=スミス&デビッド・カッツェンバーグが、現在も関与しているかどうかもわかっていない。

なお、『グレムリン』ユニバースはビデオゲームなどを通じても拡大しており、2023年からはギズモの前日譚アニメシリーズ「Gremlins: Secrets of the Mogwai(原題)」が米HBO Maxで2シーズンにわたって製作された。

『グレムリン』第3作が本格的に始動するまで、もうしばらく時間がかかりそうだ。

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    Source:GamesRadar+

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    Hollywood

    ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行。海外ドラマDIVEを運営。

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