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ジェームズ・ガン版『スーサイド・スクワッド』映像初公開は「おそらく年内」 ─ 『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』との関係性も判明

ジェームズ・ガン
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28557194032/

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督によるDC映画『ザ・スーサイド・スクワッド(原題:The Suicide Squad)』について、ガン監督が自身のInstagramにて新たな情報をいくつも発表・示唆した。

『ザ・スーサイド・スクワッド』は2019年9月から2020年2月末まで撮影が実施された。現在、ハリウッドは新型コロナウイルスの大きな影響を受けているが、監督は4月上旬の時点で、公開スケジュールに影響は出ていない、ただしプロモーションに遅れが生じる可能性はあると明かしていた。

このたびガン監督は、予告編をはじめとする映像について「おそらく2020年内には」公開できるとの見立てを示している。ただし、今回も「隔離期間がすべてに影響を与えているので、時期はわからない」とした。その一方でガン監督は、開催中止となった、2020年7月のサンディエゴ・コミコンに自身が登場する計画があったことも明かしている。ということは、米国公開予定から約1年前となる2020年夏、予告編のお披露目が検討されていた(されている?)ということか。

また監督は、本作のストーリーや設定についても新たな情報を示唆した。ひとつは、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』と「同じ年」の物語だということ。一方で、デヴィッド・エアー監督による前作『スーサイド・スクワッド』(2016)を必ずしも観なくても理解できる内容になっているという。どうやら前作との繋がりは薄いものの、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』とは世界観の共有が意識されているようだ。

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey
『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』(C)2020 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved. BIRDS OF PREY and all related characters and indicia c&TM DC Comics.

ちなみに、あるファンが「『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』などと同じく、機能不全家族やトラウマというテーマを描くのでしょうか?」と問いかけたところ、監督は「テーマは別物です」と応答。「しかし、初めはそのつもりでなくても、僕の作品は幼少期のトラウマを扱っていることが多いようですね」とも書き添えた。

現在、監督は自宅からリモートワークでポストプロダクション(撮影後作業)を継続中。すでにサウンドトラックは完成しており、その仕上がりを非常に気に入っているという。なお、本作がR指定になるかどうかは「様子見」とのことだ。

映画『ザ・スーサイド・スクワッド(原題:The Suicide Squad)』は2021年8月6日に米国公開予定。

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Source: James GunnImage

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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