『ハリー・ポッター』大人ファンは卒業すべき? 出演者の発言、ラベンダー・ブラウン役は「本気で言ったわけではないと思う」

子ども時代に夢中になったシリーズやコンテンツは、大人になったら卒業するべき? つい先ごろ、「『ハリー・ポッター』は子どものためのもの」と主張したシリーズ出演者の意見が物議を醸したが、ラベンダー・ブラウン役のジェシー・ケイブが率直な意見を述べている。
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(2009)をはじめとしたシリーズの3作品に、ホグワーツ魔法魔術学校のグリフィンドール寮生ラベンダー・ブラウンとして出演したケイブ。イベント「Dream It Conventions」のパネルにて、ポモーナ・スプラウト役を演じたミリアム・マーゴリーズが「大人になっても『ハリー・ポッター』シリーズを応援しているファンは、そろそろ卒業しては」と持論を述べたことを受けて自らの見解を語っている。
問題の発言について、司会者から「あなたはどう思いますか? 大人のファンが今でも強く愛着を感じていることは少し変だと感じますか」と尋ねられると、ケイブは質問の途中からなるほどといった表情を浮かべつつ、「残念なことです」と回答した。もっとも、マーゴリーズを批判する意思はないようだ。
「彼女は面白い方なので、(大人のファンは卒業すべきだと)本気で意図して言ったわけではないと思います。彼女は単に、20年以上も経って、どうしてみんな未だに『ハリー・ポッター』が気になるんだろう、大人になっても夢中になるなんて変ね、恐ろしいことだって、そう疑問を持ったのだと思いたいです。
私は、彼女の発言は好ましいものだったとは思いません。『ハリー・ポッター』シリーズが成し遂げたものは素晴らしいことです。コミュニティを、ファンベースを作りあげ、それが年輪を重ねて、今も強く結びつき、若い世代にも引き継がれている。とても素晴らしいことです。彼女にはそれが理解できないだけでしょうし、彼女はそのままでいいと思うんです。だってこれは普通じゃない状況ですから。」
先輩女優マーゴリーズの意図も汲みつつ、シリーズに参加できたことへの敬意や、今も続くファンベースへの感謝を表したケイブ。会場からは一斉に拍手を受けている。
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