「ハリー・ポッター」ドラマ版、2026年米配信へ ─ キャスティング開始は「ショーランナー確定後」

「ハリー・ポッター」実写ドラマ版が、2026年に米配信開始となる見込みであることがわかった。米ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのデヴィッド・ザスラフCEOが表明している。
米Varietyによれば、ザスラフは投資家向けの収支報告会で「ハリー・ポッター」実写ドラマ版について言及し、「『ハリー・ポッター』にどれだけ興奮しているか、我々は恥ずかしがることなく伝えてきました」と語ったという。2026年のリリースに向け、ザスラフ自身も「数週間前に」ロンドンへ足を運び、原作者のJ.K.ローリングと作品についてのミーティングを行なったと明かした。
「我々は、J.K.と彼女のチームを交えてお話をしました。両サイドともに、このフランチャイズに再び火をつけることをただただ楽しみにしています。会話は素晴らしいものになりましたし、これからが楽しみで仕方がありません。世界中のファンに、10年にわたる新しい物語を(ストリーミングサービスの)Maxで共有できることが待ちきれません。」
本企画では、すでに脚本家についての動きが見られており、あらかじめスタジオ側が打診した候補者たちによるプレゼン会が実施。その結果、ファイナリストとして「メディア王 〜華麗なる一族〜」シーズン3&4や「キリング・イヴ/Killing Eve」(2018-2022)に携わったフランチェスカ・ガーディナーの名前が挙げられていた。その後の状況は定かでないが、今回、ワーナー・ブラザース・テレビジョンのチャニング・ダンジ会長は「フランチャイズをリードしてくださる方を決めるために、たくさんの脚本家の皆さんとお話しています」と改めて進捗を明かした。
注目すべきはキャスティングだが、ダンジは次のステップはショーランナーの起用であることも強調。「我々の第一ステップはショーランナーを模索することです。それが確定すれば、そのような(キャスティングに関する)会話を始めることができます」と述べた。
本企画は映画版同様、ローリングの原作小説7巻を順々に映像化していく計画。ダンジはキャスティングに関する課題について「複雑なのは最初の2巻です。子どもたちは11歳、12歳くらいで幼いですから」と考えを明かしている。成長による容姿の変化を懸念してのコメントとも捉えられる。
なお『ハリー・ポッター』ドラマ版には、ローリングのほかに映画版プロデューサーのデヴィッド・ハイマン、『ファンタスティック・ビースト』シリーズのニール・ブレア、『アイム・ノット・シリアルキラー』(2017)ルース・ケンリー=レッツも名を連ねている。
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Source: Variety