『ハリー・ポッター』ドラマ版、ついに本格始動 ─ 脚本家の提案会がスタート、企画は「萌芽期」

米Max(旧HBO Max)で進められている『ハリー・ポッター』ドラマシリーズ版に本格的な動き出しが見られた。脚本家たちによる提案会が開始されたと米Deadlineが伝えている。
『ハリー・ポッター』ドラマシリーズは、2023年4月に企画が正式発表。Maxよりティザー映像が公開されたほか、原作者のローリング、映画版プロデューサーのデヴィッド・ハイマンといった製作陣も判明していた。
このたびの報道によれば、MaxとWarner Bros Televisionはローリングの原作7巻に基づいて描く物語を決めるべく、脚本家たちによるプレゼン会をスタート。Maxはあらかじめ特定の脚本家たちに声をかけ、プレゼンを依頼していたとされている。
提案を行う脚本家として名前が判明しているのは、ドラマ「ラスト・キングダム」(2015-2022)のマーサ・ヒラー、「めちゃくちゃ恋するハンターズ」(2020)のキャスリーン・ジョーダン、「デビルズ・アワー〜3時33分〜」(2022)のトム・モラン、『ハンガー・ゲーム0』(2023)のマイケル・レスリーの4名。提案会の第1週は先週(2024年1月15日〜)よりロザンゼルスで開始されたといい、そこで選抜された脚本家たちはイギリスでの第2ラウンドに進むとのこと。原作者のローリングも脚本家選抜のプロセスに関与しているだろうと推測されている。
かねてよりドラマ版では、ローリングの小説をより忠実に再現する内容になると伝えられていた。スタジオ側は「一つ以上のアイデアを開発する可能性にオープンな姿勢である」といい、上記の脚本家たちを複数人起用することも視野に入れているという。情報筋によれば、企画は「萌芽期」にあるとのこと。
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Source:Deadline