クリス・ヘムズワース、やはり『スター・トレック』続編出演を断っていた ─ 脚本に満足できず

J・J・エイブラムス製作による映画『スター・トレック』シリーズの第4作について、ジョージ・カーク役のクリス・ヘムズワースが出演を断っていたことを明かした。米Varietyにて本人が語っている。
『スター・トレック』第4作は、クリス・パイン演じるジェームズ・T・カークと、その父親であるジョージ・カークをめぐる物語になると伝えられていた。しかし2018年8月には、製作を務めるパラマウント・ピクチャーズとパイン&ヘムズワースの契約交渉が決裂したと報じられている。
以前の報道では、交渉決裂の原因は、パイン&ヘムズワース側が出演料についてスタジオと折り合いをつけられなかったためだとされていた。しかし今回のインタビューで、ヘムズワースは、出演を断った理由は脚本にあったと述べている。
「(ジョージ・カーク役を)再び演じる理由があるように思えなかったんです。自分がやることにガッカリしたくはないですから。」
パインの契約交渉については不明だが、ヘムズワースはあくまで脚本を理由に『スター・トレック』のオファーを断ったということだろう。脚本はドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング(邦題未定、原題:The Lord of the Rings)」に起用されたJ・D・ペイン&パトリック・マッケイが執筆していたが、本作の企画は2019年1月時点で保留状態となっており、その後、ヘムズワースとの再交渉を目指して脚本のリライトが進められているかどうかは分からない。
現在、パラマウントは『スター・トレック』映画版の次回作として、クエンティン・タランティーノが原案・監督を務める方針の新作映画を進行しているという。タランティーノによれば、同作が実現する可能性は非常に高く、脚本の執筆も進められているとのこと。自身の新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019年8月30日公開)の完成後、タランティーノも話し合いに再び加わる見込みだ。
Source: Variety