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クリス・ヘムズワース、ソー役再演なら「『ラブ&サンダー』とは違うトーンで」 ─ タイカ・ワイティティ版からの「再発明」求める

ソー:ラブ&サンダー
©Marvel Studios 2022

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のソー役を演じてきたクリス・ヘムズワースは、ふたたび“役柄の再発明”を求めているようだ。もし次の出番があるなら、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)『ソー:ラブ&サンダー』(2022)とは異なるトーンでやりたいと、ポッドキャスト「Happy Sad Confused」にて明かしている。

『マイティ・ソー』の1作目・2作目を見るとかなり似ているし、『バトルロイヤル』と『ラブ&サンダー』も似ています。だから、再び発明し直すことが鍵になると思うんです。」

もともとクリスは、『バトルロイヤル』でソーのキャラクター性を転換したことについて、「この役柄を演じるのに飽き飽きしていたから」と率直に述べていた。過去には「前作と違う内容の脚本か、同じことを繰り返していないか」を常に問い、「見覚えのあるものになりすぎると、“これはちょっと”と言うしかない(笑)」と話したこともあったのだ。

すなわち、クリスが大切にしてきたのはキャラクターの再発明だった。特に『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)でアンソニー&ジョー・ルッソ監督が取り入れたアプローチが今でも印象に残っているらしい。

「『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』では、この役柄に対してかなり思い切ったことをするユニークな機会を得ました。楽しかったし、僕は皆さんをハラハラさせるのが好きなんです。そうすることで気を抜かずにいられるし、自分に投資を続けられる。前にも言ったけど、あまりにも慣れすぎると、怠けてしまうリスクがあると思うんです。自分が何をやっているのかが分かるから。」

比較的シリアスだった『マイティ・ソー』(2011)『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013)と比較すると、コメディを得意とするタイカ・ワイティティ監督による第3・4作は、独特のユーモアが全面的に打ち出された。クリスはタイカのアプローチを楽しんだようだが、次はまた新しい手法を望んでいるようだ。「復帰の声がかかるかどうかは分かりませんが、もし復帰するなら、心の健全を保つためにも(笑)、トーンや、すべてにおいて劇的に変化したバージョンでなくてはダメだと思います」

現時点でソーが再登場する予定はないが、将来的にソーが死亡する可能性にも言及していたクリス。先日はアルツハイマーを発症するリスクがあることを公表し、一時休養することを明かしたばかりだが、復帰の暁には、ふたたび“新しい”ソーの姿を見せてくれることに期待したい。

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Source: Happy Sad Confused

Writer

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。