オークションに『スター・ウォーズ』レイアのビキニやYウイング、『スタートレック:ヴォイジャー』USSエクセルシオールなど登場

米オークションのヘリテージ・オークションズが、世界中のSFファンを虜にする最新ハリウッド/エンターテインメント シグネチャー・オークションを2024年7月25日~26日に開催する。貴重な出品アイテムのラインナップが発表された。
ヘリテージ・オークションズは、米国で設立された最大の美術品・収集品オークションハウスであり、最も高いオンライントラフィックと取引額を誇る、世界最大の収集品オークショニア。2024年に東京オフィスを開設し、オークション参加、出品、査定、輸送手配などの日本語でのサポートが提供されている。
オークションに出品される約600点の中には、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』でレイア姫がジャバ・ザ・ハットの奴隷として着ていた金属ビキニ、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』でデス・スターの撃墜に貢献したYウイング・スターファイターを中心に『スタートレック:ヴォイジャー』の「フラッシュバック」を墜落させたUSSエクセルシオールも。また、映画監督のスタンリー・キューブリック氏とSF作家のアーサー・C・クラーク氏による『2001年宇宙の旅』の初期の台本、イラストレーターのジョン・アルヴィン氏が『ブレードランナー』のポスターのために描いたオリジナルのコンセプトアートなども用意される。
Yウイングがヘリテージに登場
『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』でデス・スターの撃墜に貢献したYウイング・スターファイター。ジョージ・ルーカス氏がスター・ウォーズのために雇った最初のアーティストの一人である、模型職人のコリン・キャントウェル氏がデザインした。
約65.9cm×36.8cm×11.4cmのこのミニチュアは、映画のために作られた2体しかないヒーローモデルのうちの1体。近くで見られることを意図して製作されているため、デザインやコンセプトにはたくさんのこだわりが詰められており、ファンに愛されている商品の一つとなっている。
『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』”スレイブ・レイア”の衣装
一定のファン層から支持されているこの衣装はフランク・フラゼッタ氏にインスパイアされ、ニロ・ロディス・ジャメロ氏がデザインし、リチャード・ミラー氏が樹脂とウレタンで彫刻した。
このコスチュームは、単なる衣装としてとどまることはなく、各所で文化戦争に巻き込まれるほどの象徴的なアイテムとなっている。「スター・ウォーズの奴隷レイアは攻撃的か、それともフェミニストか」というエッセイが書かれ、2016年に発売されたハリウッド・レポーター紙では「1983年のデビュー以来、論争と魅了を巻き起こしてきた」と指摘している。
『スタートレック:ヴォイジャー』のUSSエクセルシオール
スタートレック・ファンにとって欠かせない『スタートレックIII/スポックを探せ』でスペースドックに帰還したUSSエクセルシオール。
今回のオークションに出品される全長167.6cmのライトアップされたUSSエンタープライズは、グレッグ・ジーン氏と熟練の模型製作者であるルー・ズタヴァーン氏とのコラボレーションによるもの。グレッグ・ジーン氏が製作したお蔵入りになった船体をルー・ズタヴァーン氏が数百時間費やし、エンタープライズ号として作り直した。
ジョン・アルヴィン氏による『ブレードランナー』ポスターアート
多くの人の心を掴んだ2019年のディストピア的でめまぐるしいロサンゼルスが舞台の『ブレードランナー』のポスター。アルヴィン氏は『ブレージング・サドル』でキャリアをスタートさせ、『E.T.』のポスターに魔法のタッチを施し、その後『ロード・オブ・ザ・リング』3部作、『ハリー・ポッター』、『ライオン・キング』のポスターなどを幅広く手掛けた。1989年にクライテリオン・コレクションのレーザーディスクのジャケットとして使用された、このポスターのアルヴィンのオリジナル・コンセプト・アートが待望のオークション・デビューを果たす。
このオークションには他にも、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のサイン入りポスター、アベンジャーズのサイン入り『キャプテン・アメリカ』のシールドのレプリカや『ホーム・アローン』のケヴィン役マコーレー・カルキンのコスチュームなどが多数出品されている。他のアイテムは以下よりチェックできる。
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