新『ハイランダー』デイヴ・バウティスタ参戦、ヘンリー・カヴィルと対決へ

ヘンリー・カヴィルを主演に迎え、『ジョン・ウィック』シリーズのチャド・スタエルスキが監督を務めるリブート版『ハイランダー』で、主人公ハイランダーの敵役クルガン役としてマーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのドラックス役で知られるデイヴ・バウティスタが出演交渉の最終段階に入っていることが明らかとなった。米The Hollywood Reporterが報じている。
バウティスタが演じる見込みのクルガンは、何世紀にもわたって他の不死身者たちを殺し、その力を吸収してきた不死身の蛮人で、物語における重要なキャラクター。オリジナル版では、「THE PENGUIN-ザ・ペンギン-」などの重鎮クランシー・ブラウンが演じた。
キャストにはハイランダー役のカヴィルに加え、『マン・オブ・スティール』(2013)でカヴィルと父子役を演じたラッセル・クロウが不死者フアン・ラミレス役に決定済み。さらに、『ブラックバッグ』(2025)のマリサ・アベラも出演するが、役どころは明かされていない。
2015年、Summit Entertainment傘下でセドリック・ニコラス=トロイアン監督によるリブート版『ハイランダー』で、バウティスタはクルガン役を演じるはずだった。今回の出演が決定すれば、幻のキャスティンが実現することになる。
『ハイランダー』シリーズは、首を斬られない限り死なない「不死の者」と呼ばれる戦士たちが、究極の宝をめぐり、現在と過去を股にかけて戦うファンタジー・アクション。Amazon MGM Studios製作によるリブート版は、2025年9月末に主要撮影を開始し、イギリスと香港で撮影される予定だ。
脚本を手がけるのは、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(2023)のマイケル・フィンチ。プロデューサーには、『ワイルド・スピード』シリーズのニール・H・モリッツ、United Artistsのスコット・ステューバーとニック・ネスビット、スタエルスキの製作会社87 Eleven Entertainment、Davis Panzer Productionsのジョシュ・デイヴィスとルイーズ・ロスナーが名を連ねる。
バウティスタは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズや『DUNE/デューン』シリーズのほか、終末サスペンス『ノック 終末の訪問者』(2023)、コメディ映画『ジャック・イン・タイム フォー・クリスマス』(2024)など幅広いジャンルで活躍する存在感抜群のアクション俳優だ。元プロレスラーならではの迫力と、近年磨かれた演技力を武器に、内面の狂気と肉体美でクルガンを体現してくれることが期待される。
リブート版『ハイランダー』は、2025年9月末に主要撮影を開始予定。
▼ デイヴ・バウティスタの記事
デイヴ・バウティスタ56歳「人生は短い、誰かが仕事の愚痴を言うのは聞きたくない」 その通りですよ 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』幻の巨大ワンカットシーンがあった ─ 「死にそうになったが、結局使われず」とドラックス役、『VOLUME 3』で反省活かして実現 あの時の埋め合わせ ピースメイカー役を逃したバウティスタ「正直、僕がやらなくて良かった」「ジョン・シナは完璧、羨ましい」 スケジュールの都合だった デイヴ・バウティスタ、『ハイランダー』リブート版へ熱い意気込み ─ 「僕は悪役が大好き」 脚本には「衝撃を受けた」 ピースメイカー役、当初はデイヴ・バウティスタの予定だった ─ 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ドラックス役 実現していたらどうなってたかな?
Source:The Hollywood Reporter