ヘンリー・カヴィル『ハイランダー』にラッセル・クロウ参戦決定、『マン・オブ・スティール』親子が再共演へ

ヘンリー・カヴィルを主演に迎え、『ジョン・ウィック』シリーズのチャド・スタエルスキが監督を務めるリブート版『ハイランダー』に、『グラディエーター』(2000)でアカデミー賞主演男優賞に輝いたラッセル・クロウが参戦することが明らかになった。米Colliderが第一報を報じている。
カヴィルとクロウは『マン・オブ・スティール』(2013)で、息子カル=エルと惑星クリプトンの父ジョー=エル役で共演している。
『ハイランダー』シリーズは、首を斬られない限り死なない「不死の者」と呼ばれる戦士たちが、究極の宝をめぐり、現在と過去を股にかけて戦うファンタジー・アクション。Amazon MGM Studiosが製作する
現時点でクロウが演じるキャラクターは明かされていないが、第1作『ハイランダー/悪魔の戦士』(1986)と続編『ハイランダー2/甦る戦士』(1990)でショーン・コネリーが演じた不死者、フアン・ラミレスを演じる可能性があるかもしれない。
スタエルスキは以前、ヘンリーが演じる役について「500年以上も生き続けている男を演じるため、かなり幅広いキャラクターアークを描くことができる」とも語っている。クロウが過去シリーズに登場しなかった全く新しいキャラクターを演じる展開も予想される。
なお、『ハイランダー』シリーズは、オリジナル版から第5作『ハイランダー ネクスト』(2007)に加え、アニメ映画版や複数のテレビシリーズも製作されている。
Amazon MGM Studios傘下の製作会社United Artistsは、ライオンズゲートが開発を担当した1986年のオリジナル版の全権利を取得し、リブート版に続く新シリーズの製作も視野に入れているという。そうなれば、過去シリーズを超えた一大ユニバースが誕生する可能性もありそうだ。
リブート版で脚本を手がけるのは、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(2023)のマイケル・フィンチ。プロデューサーには、『ワイルド・スピード』シリーズのニール・H・モリッツ、United Artistsのスコット・ステューバーとニック・ネスビット、スタエルスキの製作会社87 Eleven Entertainment、Davis Panzer Productionsのジョシュ・デイヴィスとルイーズ・ロスナーが名を連ねる。
クロウは『グラディエーター』での輝かしい成功に続き、『ビューティフル・マインド』(2001)でもアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、『レ・ミゼラブル』(2012)『ノア 約束の舟』(2014)など多彩な作品に出演。重厚な人間ドラマからアクション、歴史大作まで幅広く活躍し、ハリウッドを代表する名優として確固たる地位を築いている。大ベテランのクロウの参戦により、不死の戦士たちが壮絶な時を生き抜く『ハイランダー』の世界観に、さらなる深みと重厚さが加わることが期待される。
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