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「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」爆発的なデイモン人気に製作陣は困惑「まじで?」

ハウス・オブ・ザ・ドラゴン(原題:House of the Dragon)
© 2022 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.

「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)の前日譚「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」の主要キャラであるデイモン・ターガリエンが、ネット上で爆発的人気を博している。残忍な人殺しのデイモンが‟インターネット・ボーイフレンド(ネット民の理想の彼氏)”化していることについて、制作陣は困惑しているようだ。第9話の脚本家サラ・ヘスと監督クレア・キルナーが、米Hollywood Reporterのインタビューでコメントしている。

この記事には、「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」のネタバレが含まれています。

ハウス・オブ・ザ・ドラゴン
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マット・スミス演じるデイモンは、第1話から人気キャラの一人であった。しかしその人気が、第8話の配信後にヒートアップ。同エピソードでデイモンが病身の兄ヴィセーリス(パディ・コンシダイン)を手助けするシーンと、妻レイニラ(エマ・ダーシー)を侮辱したヴェイモンド(ウィル・ジョンソン)の首をはねるシーンが、ネット民の心をわし掴みにしたのだ。

インタビューでは、第8話後に‟デイモン推し”が増えたことが話題に。エグゼクティブ・プロデューサー兼脚本家のヘスは、この現象を理解できないようだ。

「彼が‟インターネット・ボーイフレンド”になり、私は困惑しています。マット(・スミス)はとてつもなくカリスマ的で素晴らしいですし、この役を見事に演じ切っています。でも、デイモン自身は……彼氏にしたくない!みんなが『daddy(性的に魅力な男性を指すスラング)』なんて言ってることに、少し戸惑いますね。『まじで?』という感じです。どのように、どのような形で、彼は良きパートナー、父親、兄弟だったんでしょう?」

ハウス・オブ・ザ・ドラゴン
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キルナーはヘスの意見に少し共感しつつ、次のようにコメント。

「私は、視聴者がキャラクターたちに夢中になっていることが非常に嬉しいです。それが楽しみの一つでもあると思います。好きなキャラがいたかと思えば、次の瞬間には別のキャラを好きになるんです。でも、私は驚きません。マットはリスクを負って演技していますし、あの笑顔がありますからね……仕方ないですよ!彼はカリスマ的な存在ですし、人々は悪役が好きです。でも、デイモンが特に良い父親や良い弟だとは思いませんね。」

ハウス・オブ・ザ・ドラゴン
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第5話で当時の妻レイアを殺し、改めてその残忍さを見せつけたデイモンだが、たった1エピソードでネット民の憧れの人になってしまったのは、マットのカリスマ性あってこそだろう。ちなみにヘスによると、シーズン・フィナーレでは「彼の別の側面を見ることができる」とのこと。10月24日(日本時間)の配信がますます待ちきれない。

Source:Hollywood Reporter

Writer

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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