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【ネタバレ】「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」アリセント役、第4話の◯◯シーンを演じるのは「怖かった」

ハウス・オブ・ザ・ドラゴン
© 2022 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.

「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」でアリセント役を演じるエミリー・キャリーが、第4話『狭い海(ナロー・シー)』のとあるシーンを演じるのに恐怖心があったことを明かした。米Newsweekのインタビューでは、同シリーズの制作チームがいかに彼女の不安を払拭したかを語っている。

この記事には、「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」第4話『狭い海(ナロー・シー)』のネタバレが含まれています。

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「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」第4話『狭い海(ナロー・シー)』では、アリセントと年の離れた夫ヴィセーリス王(パディ・コンシダイン)のセックスシーンが登場。王に呼び出された時から消極的だったアリセントが、セックス中も抜け殻のように天井だけを見つめる姿が強く印象に残る。

若きアリセント役を演じるキャリーは、脚本を読んだ時点では17歳、撮影時は18歳であった。ゆえに、当時47歳のコンシダインとセックスシーンを演じることは「怖かった」という。「その時点ではまだパディに会っていなかったので、彼がどれだけ楽しい人で、どれだけ気楽に(シーンを)作ってくれるのか分かりませんでした。私が見ていたのは、47歳の男性と自分だったんです。少し不安でした」。

さらに、撮影前に初めて本家「ゲーム・オブ・スローンズ」を観たことで、セックスシーンへの不安はさらに増したようだ。「第1話だけでも、女性に対する暴力がたくさん出てきました。暴力的なセックスがたくさん出てきて、『この番組で何をやらなきゃいけないの?』と不安になりました」。

そんなキャリーを安心させたのが、映画やテレビの撮影現場でセックスシーンの振り付けを助言する、インティマシー・コーディネーターだ。キャリーは番組のインティマシー・コーディネーターのおかげで「すべて話し合うことができた」と話し、「リハーサル室でも撮影現場でも、彼女が大きな助けになってくれたんです。思っていたより、ずっと簡単なことでした」と振り返った。

さらに、共同ショーランナーのライアン・コンダルとミゲル・サポチニクが「オープンな会話」をし、キャストに「ものすごい安心感と安全感」を与えたと称賛。舞台裏で活躍する女性スタッフたちの助けも大きく、非常に勇気づけられたという。「自分が若い女性として撮影現場にいて、実績のある男性たちと同等に扱ってもらえたことで、パワーを与えられました。本当に素晴らしいことで、制作チームは最高の方法でこれに取り組んだと思います」 。

「ゲーム・オブ・スローンズ」では過剰な性暴力が批判を招いたり、デナーリス役のエミリア・クラークがヌードシーンの撮影前に泣いたエピソードを明かしたこともあった。その経緯もあり、スピンオフ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」では俳優へ十分に配慮し、安心・安全な現場作りに成功しているようだ。

Source:Newsweek,The Guardian

Writer

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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