「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」最終話がインターネットに流出 ─ HBO「配給パートナーから流出した」

「ゲーム・オブ・スローンズ」（2011-2019）の前日譚として人気を博している、ドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」の最終話がインターネットに流出した。配信開始のわずか2日前の事件だった。

「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」シーズン1は全10話構成で、日本ではU-NEXTにて2022年8月22日に配信が開始された（米国ではHBOにて放送、HBO Maxにて配信）。物語の区切りとなる第10話は10月24日（米国では23日）に配信され、ひとまずは堂々のフィナーレを迎える予定。しかしそれに先駆け、最終話の映像データが海賊版サイトに流出し、すぐにTikTokやTwitterなどを通じて拡散されることになってしまった。

大規模な流出を受け、HBOは声明を発表。「第10話が違法のトレントサイトに投稿されていることを認識しております。（当該のデータは）ヨーロッパ・中東・アフリカ地域の配給パートナーから流出したものと思われます」と記し、すでに流出元をある程度特定していることを明らかにした。

「HBOでは流出を積極的に監視し、これらの映像をインターネットから削除しております。こうした非合法的行為が、番組を愛するファンの観賞体験を破壊してしまうことを残念に思います。あるべき形の最終話は日曜日（編注：米国時間）にHBOで放送され、またHBO Maxにて4K独占配信となります。」

もっとも筆者が確認したところ、最終話の映像はすでにかなりの量が出回っており、なかなか削除が追いついていない実情がうかがえる。さまざまなシーンが流出しているため、TwitterやTikTok、YouTubeをご覧になる際はくれぐれも注意が必要だ。

なお「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」の本編映像が流出するのは今回が初めてとみられるが、「ゲーム・オブ・スローンズ」では（特にシリーズの終盤に近づくほど）エピソードの流出が繰り返され、HBOが事態を重く捉えていた。しかしながら、今回も流出を完全に防ぐことはできなかった形だ。現在撮影中のシーズン2では、おそらく放送・配信時に今回以上の厳戒態勢が敷かれるとみられるが、現実的にどこまでの対策が可能なのか……。

ドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」はU-NEXTにて配信中。最終話は2022年10月24日（月）に配信される。

Source: Variety