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「ゲーム・オブ・スローンズ」新ドラマで「舞台セットの規模に圧倒された」とキャスト

「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン(原題:House of the Dragon)」
Photograph by Ollie Upton/HBO

世界中で社会現象を巻き起こすほどの大ヒットとなった「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)の前日譚となる新作ドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン(原題)」。その到着が待たれるなか、出演キャストが本家シリーズをも凌駕するような、新作の壮大な規模について語っている。

「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」は、「ゲーム・オブ・スローンズ」の約300年前に勃発したターガリエン家の内乱に焦点を当てた物語。原作小説『炎と血』(早川書房)では、ドラゴンを従えてウェスタロスを支配したターガリエン家を綴った年代記として、ドラマ版でエミリア・クラークが演じた、デナーリス・ターガリエンの三世代前の当主による征服から150年間にわたる物語が綴られる。

豪メディアIf.com.のインタビューに、「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」でブレイクボーンことサー・ハーウィン・ストロング役を演じるライアン・コアが登場。莫大な製作費が投入される大作シリーズの撮影セットに足を踏み入れることが、どれほど衝撃的だったかを明かしている。

その大きさには圧倒されました。馬上槍試合のトーナメントや、屋根に火の大釜がぶら下がっている実物大の城を備えた撮影セットに足を踏み入れるのですから。本当に信じられないよな場所で、シェイクスピアの舞台に足を踏み入れるような感じでした。

オーストラリア出身のコアの俳優歴は長いが、これまで母国を拠点にしていた俳優が関わったプロジェクトが遥かに小規模だったため、初体験となるハリウッド大作の桁違いな舞台セットの規模に驚愕してしまったようだ。

シーズンを重ねるごとに人気が上昇していった「ゲーム・オブ・スローンズ」は、それに相応する形で製作費が増加し、最終的には1話につき約10億円もの巨額が投じられた。対する「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」は本家シリーズの人気と知名度のおかげで、初めからかなりの予算が確保されていたことは想像に難くない。よって、第1話からファンの想像を覆すような圧巻のビジュアルで楽しませてくれそうだ。

なお、「ゲーム・オブ・スローンズ」の原作小説『氷と炎の歌』シリーズと『炎と血』の作者であるジョージ・R・R・マーティンが、「ハウス・オブ・ドラゴン」第1話のラフカット版を鑑賞した後、「気に入りました。ダークで力強く、感動的です。自分の書いた壮大なファンタジーと同じような好感を持たせてくれます」と感想を述べていた。マーティンは、原作の範疇を越えた「ゲーム・オブ・スローンズ」の展開や結末に抱いた複雑な心境を語っていたこともあり、原作者をも唸らせた「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」に期待が高まるばかりだ。

ドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン(原題)」は2022年内に米配信開始。

Source:If.com.

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

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