FBIから警告受けた注目作『HOW TO BLOW UP』6月14日公開決定 ─ Z世代の環境活動家たち、石油パイプラインの爆破作戦を企てる

『パラサイト 半地下の家族』『燃ゆる女の肖像』のNEON配給、Z世代の環境アクティビストたちの命懸けの石油パイプライン爆破を描き、FBIが「テロを助長する」と警告した注目作『HOW TO BLOW UP』が2024年6月14日(金)より日本公開となることが決定した。3DCGを使った異色のコンセプトビジュアルが到着している。
環境破壊に人生を狂わされたZ世代の環境活動家たち。石油パイプラインを破壊する大胆な作戦を企てる。やがて過激な決意が、友人、恋人、苦難に満ちた物語を持つ仲間たちを巻き込みながら暴力の象徴(=パイプライン)を爆破するという大胆なミッションへと結びついてゆく。若い世代のエネルギーは予期せぬ混乱を招きながら、爆発的フィナーレへと疾走していき……。
地球温暖化が進み、気候変動の脅威が差し迫る最中でテキサス州の石油精製工場を即席の爆弾で破壊しようとする8人の若者たちを描き、その過激さと危険さに議論を呼んだエコスリラー『HOW TO BLOW UP』。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2022)のダニエル・シャイナートや『ラストナイト・イン・ソーホー』(2021)のエドガー・ライトなどの新しい才能が年間ベストに挙げ、賛否両論を巻き起こしながらもスマッシュヒットを記録した。
監督を務めるのは、気候科学者の両親を持ち、気候変動についてのドキュメンタリーからキャリアをスタートさせたダニエル・ゴールドハーバー。環境問題の緊急性を鑑み、構想からわずか19ヶ月でスクリーンに命を吹き込んだ。
キャストには「マーベル ランナウェイズ」で社会活動家のガート・ヨークスを演じたアリエラ・ベアラー、カンヌ映画祭でグランプリを受賞した『アメリカン・ハニー』で主演を演じたサッシャ・レイン、「ユーフォリア/EUPHORIA」ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」「YOU ー君がすべてー」などに出演するルーカス・ゲイジ、『アイム・スティル・ア・バージン』『アシスタント』のクリスティン・フロセス 、『レヴェナント:蘇えりし者』でレオナルド・ディカプリオの息子を演じたフォレスト・グッドラックなど、新しい才能が集結した。
この度公開されたコンセプトビジュアルは、3DCGを用いた日本版オリジナルビジュアル。環境汚染によって苦しめられたメンバー達が、手作りの爆弾で石油パイプラインを爆破するのに使用するオイルバレル(樽)をモチーフに、危険すぎるビジュアルに仕上がった。

本作ではメンバーによる手作り爆弾の制作を描くため、監督がパイプラインエンジニアやアメリカの反テロリズム専門家(匿名を希望)と接触。彼らへの詳しいインタビューに基づき、3インチの鋼製パイプラインを破壊するために必要な爆弾の製造方法を現実的に考案し、映画のストーリーに組み入れている。
劇中で率先して爆弾の製作を引き受けるのは、石油会社に恨みを持ち手作り爆弾の製作方法を研究しているネイティブアメリカンのマイケル。フォレスト・グッドラックが演じている。果たして彼らは、パイプラインを爆破して世界を変える事ができるのか。
『HOW TO BLOW UP』は2024年6月14日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、池袋HUMAXシネマズ、シネマート新宿 ほか全国ロードショー。
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