『ハリー・ポッターと賢者の石』表紙絵に3億円、米オークション

J.K.ローリングによる『ハリー・ポッター』シリーズ第1巻の表紙を飾った水彩画の原画が、米オークションにて190万ドル(約3億円)で落札された。ハリー・ポッター関連作品の落札額として史上最高となる。
1997年に出版された第1巻『ハリー・ポッターと賢者の石』の表紙絵は、主人公ハリーが9と4分の3番線でホグワーツ特急の到着を待つ姿を描いたもの。この絵を手がけたトーマス・テイラー(当時23歳)は、黒鉛筆と濃縮した水彩絵の具を使って2日間で完成させたという。当時の依頼料は650ドルだった。
テイラーの原画は、2021年にヘリテージ・オークションで42万1000ドルの値がついた『ハリー・ポッターと賢者の石』の初版本を上回り、史上最高額を記録。事前予想では40万ドル~60万ドルの値がつくとみられていたため、予想のほぼ4倍で落札されたことになる。なお、入札は10分ほどで決着した。
オークション主催サザビーズのカリカ・サンズ氏は、テイラーの原画について「これは『ハリー・ポッター』と魔法ワ-ルドを最初に視覚化したものです」とコメント。「この数十年間、ハリーの物語が完結しただけでなく、『ハリー・ポッター』シリーズがどのように発展していくかを見るのは驚異的でした。また、その間に新たな世代がハリーと彼の旅路を楽しむようになっています」と語った。
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Source:CBS