『ハリー・ポッター』ドラマ版は「原作を深く掘り下げる」と映画版プロデューサー、脚本家は「まだ雇えていない」

米ワーナー・ブラザース・ディズカバリー傘下Maxで製作される『ハリー・ポッター』テレビシリーズ版は、原作ファンにとって嬉しい企画になりそうだ。プロデューサーを務めるデヴィッド・ハイマンによると、J・K・ローリングの小説をより深く掘り下げた内容になるという。
2023年4月、かねてより噂されてきた『ハリー・ポッター』シリーズのドラマ化が正式に発表。原作者のJ・K・ローリングも製作総指揮として参加し、『ハリー・ポッター』全7巻を忠実に再現するものになると伝えられていた。
映画『ハリー・ポッター』シリーズからは、プロデューサーのデヴィッド・ハイマンも続投する。この度ハイマンはドラマ版についての進捗を英Total Filmで明かしつつ、その内容についても言及。以下のように語っている。
「まだ初期段階です。脚本家すら雇えていない状況です。願わくば、これが特別なものになってほしいです。原作小説(のシーン)をもっとたくさん見ることができる機会となり、本をより深く掘り下げる作品として楽しんでもらえるようなものに。」
企画は初期段階ということだが、スタジオ側は慎重に進めているものと思われる。ワーナー・ブラザース・ディズカバリーCEOのデヴィッド・ザスラフ氏はつい先日、『ハリー・ポッター』をはじめとする自社保有のIPを拡大していく為に、「世界で最もクリエイティブな人材」との協働を目指す意向を明らかにした。
テレビドラマ版では原作に忠実な映像化が目指されているが、これは映画版の経験を活かすものに思える。映画版では、原作要素を所々で大きくカットしたことで小説ファンをガッカリさせてもいたのだ。差別化を図る意味でも、原作の掘り下げは欠かせない。
製作にはローリングやハイマンのほか、『ファンタスティック・ビースト』シリーズのニール・ブレア、『アイム・ノット・シリアルキラー』(2017)ルース・ケンリー=レッツも名を連ねている。キャストも一新されることが分かっているが、脚本家探しが先決となってくるだろう。
▼『ハリー・ポッター』 の記事

マルフォイ役トム・フェルトン、『ハリー・ポッターと呪いの子』チケット売上を爆上げ さすがです 
今、オーディブル版『ハリー・ポッター』が世界で熱い ─ 「東京コミコン2025」ブースで魔法の世界に没入できる グローバルで話題沸騰中 
「ハリー・ポッター」ドラマ版、「これぞ原作の映像化だ」と製作者が自信 ─ 「最高の布陣、観てもらえるのが楽しみです」 撮影快調 
新ハリー・ポッター、ダニエル・ラドクリフ先輩からの手紙は電車の中で読んで大興奮 ─ お返事も書いた いい関係です 
『ハリー・ポッター』嘆きのマートル、37歳時点で14歳役を演じた ─ 「こんなの馬鹿げてる」と思いつつオーディション参加、数ヶ月後にまさかの合格 女子高生姿でオーディションに
Source:Total Film





























