実写『ヒックとドラゴン』、スピンオフ展開の可能性も ─ 「新たな文化や新たなドラゴンに出会えるかも」

大人気シリーズ『ヒックとドラゴン』が拡大の兆しだ。2010年にCGアニメーション映画が公開され好評を博して以来、続編やシリーズ化展開された同作は、初の実写版が2025年9月5日に日本公開予定(米国では6月13日予定)。早くも実写版続編『ヒックとドラゴン2』の2027年6月11日の米公開もアナウンスされているが、将来的には実写スピンオフ作品もあり得るという。
「もちろん、可能性はあると思います」と、監督のデューン・デュボアは米Comicbook.comにて前向きだ。アニメシリーズでもこの度の実写版でも監督を務めるデュボアは、『ヒクドラ』を誰よりも深く知る人物の一人。「この作品の良いところは、特に実写で描き直して、全体的な神話や世界観の構築をするという点でより広い範囲に目を向けられることです。なので、どの方向を進んだとしても、新たな文化や新たなドラゴンに出会えるわけで、そうした展開は非常に向いていると思います」と、将来的な可能性に目を向けた。
もっとも、現時点で何かを約束するわけではない。デュボアは「未来を予測するのは得意ではありません。今は『ヒクドラ2』で手一杯です」と加えた。
アニメーション・シリーズからは、2014年に『ヒックとドラゴン2』が、2019年に『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』が登場。そのほか、アニメシリーズ作品も登場している。
このシリーズはバーク島を中心に、掘り下げられるキャラクターや文化が豊富だ。さらに米フロリダ州のユニバーサル・オーランド・リゾート内にオープンしたばかりの「ユニバーサル・エピック・ユニバース」では、『ヒクドラ』の世界に入れるテーマパーク「ヒックとドラゴン – バーク島」も登場しており、その世界観の味わいをますます深めている。

ちなみにアニメーション版の第2作目はゴールデングローブ賞も受賞した大評判作にもかかわらず、日本では一般上映されないという憂目にあった。ファンからの愛情も深いシリーズなので、今後シリーズがどう拡張されようとも、今度こそ日本でも盛り上がったら嬉しい。実写映画『ヒックとドラゴン』は2025年9月5日、日本公開だ。
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Source:Comicbook.com