アナキン「砂は大嫌いだ」のネタ化、ヘイデン・クリステンセンは「気にしていない」 ─ 『スター・ウォーズ エピソード2』より

「砂は大嫌いだ。ザラザラして、痛くて、息が詰まる。どこにでも入るしね」。
これはアナキン・スカイウォーカーが『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(2002)でパドメ・アミダラに話したことだ。惑星ナブーの美しい湖畔で2人きりの時間を過ごすアナキンとパドメ。パドメが、学生の頃は砂の上に寝そべって過ごす時間が好きだったと話すと、アナキンは砂に対する個人的な嫌悪感を明かした。
アナキンは砂漠の惑星タトゥイーンで奴隷として育てられた過去があるので、砂というものへのトラウマを持っていることには納得である。しかし、このシーンには妙なぎこちなさがあった。おまけにアナキンは、「ここ(ナブー)とは違う。ここは全てが優しく、滑らかだ」と続け、これにかこつけて指先でパドメの素肌に触れる。生々しい気恥ずかしさがあるこのシークエンスは、ファンの間ではネタ扱いされ、「砂が嫌いなアナキン」はミーム化された。
「アナキンが砂を軽蔑していることは理解できますよ」。最近になって、アナキン役のヘイデン・クリステンセンは語っている。「彼は砂漠の惑星で育ったわけですから。良い思い出がないんです」。
ネットでミーム化していることについては「気にしていませんよ」と笑顔を見せるヘイデンは、まるでナブーのように優しい。もっとも、2022年5月27日より配信開始の新ドラマ「オビ=ワン・ケノービ」でヘイデンは、恐ろしき暗黒卿ダース・ベイダーを再演する。ベイダーが砂よりも憎む相手、それがオビ=ワンだ。ドラマでは、ベイダーとオビ=ワンの運命の再戦が描かれる。“あんたが憎い!”
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