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『インディ・ジョーンズ』最新作、『LOGAN/ローガン』監督はどう挑む ─ 『X-MEN』シリーズでの経験から

ジェームズ・マンゴールド
Photo by Dick Thomas Johnson https://www.flickr.com/photos/31029865@N06/38500927511/

ハリソン・フォード主演、大ヒット冒険映画シリーズ『インディ・ジョーンズ』第5作(タイトル未定)で監督を務めるのは、『ウルヴァリン: SAMURAI』(2013)『LOGAN/ローガン』(2017)のジェームズ・マンゴールド。『X-MEN』シリーズで彼が積んできた経験は、本作にどのような影響をもたらすのだろうか。

Comicbook.comの取材にて、『インディ・ジョーンズ』第5作へのアプローチ方法について尋ねられたマンゴールド監督は、「そういった質問には答えられません」としながらも、「これまでの作品と同様に、感情的に揺さぶることができる要素を描くだけですよ」と明かしている。

「シリーズ作品が商品となっている今、これまでと同じように作品を提供することが何よりも重要だと思います。少なくとも、私が参加してきたシリーズ作品では、(過去と)同じ方法で同じようなことをやると、一番最初に味わったような作品を強く求められるようになるだけなんですよ。結果的に、観客が最初に見た作品を望むだけになる。なので、新しい景色を見せると同時に、観客が望んでいる作品の核を理解する必要があるでしょう。」

その例として、『X-MEN』シリーズの一線を画す過激なバイオレンスと鮮烈な物語によって“最後のウルヴァリン”を描いた自身の作品『LOGAN/ローガン』を挙げている。「プレッシャーが強くのしかかっていた」という『X-MEN』シリーズへのアプローチについて、監督は以下のように語ったのだ。

「ウルヴァリンやプロフェッサーX、そしてX-MENの本質的価値は、私たちがこれまでに一度も見捨てなかったものにあると感じました。それは彼らの名誉や義務感、異質で社会から疎外されているというキャラクターの独自性です。帰る場所のない存在たちについて描くために、私たちは正しいことをやろうとしていました。映画の中心には、そういう本質的な要素がありましたね。どんなシリーズでも、作品の核となるものを確実に捉え、中心に据える。なぜなら、それによって単なるシリーズ作品以上の物語になるからです。」

マンゴールド監督は、「これまでもカノン(正史)や既存の要素を自由に捉えながら、最高の物語を作るために全力を尽くして来ました」とも語っている。『インディ・ジョーンズ』では、一体どんな物語で観客に一泡吹かせるのか。

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Source: Comicbook.com

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。