『バービー』ライアン・ゴズリング熱唱「ただのケン」リハの様子含むメイキング映像が米公開

大ヒット上映中の映画『バービー』より、ライアン・ゴズリングが演じるケンが熱唱する「ただのケン(I’m Just Ken)」に乗せたメイキング映像が公開された。
『バービー』は、マーゴット・ロビー演じるバービーが、すべてが完璧な世界バービーランドでハッピーな日々を送っていた中、突然体に異変を感じ、人間世界へ旅する物語。ライアンが演じる“パーフェクト”なケンは、みんなバービー!みんなケン!の中の1人で、その他大勢のただのケンにすぎない存在だ。
そんなケンが「君無しの僕って何?」「僕だけじゃダメなんだ」を思いのたけをぶつける「ただのケン」熱唱シーンは、切なさや悲哀と、ユーモアや可笑しさのバランスが秀逸な本作のハイライトの1つでもある。

レコーディングスタジオで、ピアニストやミキサーを操作するエンジニアなど、楽曲を支えるスタッフたちが映し出されると、セットでの風景に切り替わる。カラフルなスポーツウェアをまとった「ケンたち」はリハーサルに余念がなく、ライアン演じるケンは監督のグレタ・ガーウィグとともに動きを確認中。撮影は真剣そのものだが、爆笑したり、ほほ笑んだり、ガーウィグが常に穏やかな眼差しで俳優たちを見つめている様子も印象的だ。
ディズニー・チャンネル『ミッキーマウス・クラブ』で子役タレントとしてキャリアをスタートしたライアンは歌唱、ダンスともにかなりのハイレベル。どうやらスタジオでドラムを演奏しているのもライアン本人のようだ。ギターを演奏しているのは、ガンズ・アンド・ローゼスのスラッシュ。
またライアン演じるケンとシム・リウ演じるケンは静かなダンスバトルを繰り広げたダンスパーティ以外でも、お互いをけん制し合っているが、「ただのケン」終盤は多くのバックダンサーを従え、コンテンポラリーダンスのような様相に。時に威嚇し合い、合唱する姿には一体感が生まれている。ライアン演じるケンの「I’ll see you on the Malibu Beach!(マリブビーチで会おう!)」のシャウトで、キャストもスタッフも一同大爆笑したところで映像は幕を閉じる。
ガーウィグが『バービー』はバービーの物語でもあり、ケンの物語、ケンのアイデンティティ確立の物語でもあるとインタビューで語る通り、ケンが「ただのケン」を通して伝えるメッセージは大きい。役者としてはもちろん、ミュージシャンとしても才能豊かなライアンの活躍が堪能できる『バービー』は上映中。
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Source:YouTube