THE RIVER編集部『イン・ザ・ハイツ』カラフルな場面写真が公開、活気あふれる街の人々
『ハミルトン』のリン＝マニュエル・ミランダによる傑作ブロードウェイ・ミュージカルの映画版、『イン・ザ・ハイツ』の場面写真が公開された。
最優秀作品賞を含むトニー賞4冠、グラミー賞最優秀ミュージカルアルバム賞を受賞した傑作ミュージカルを映画化した本作は、全米の有力誌がこぞって「今年最も観たい映画」に挙げる注目作。映画ならではのスケール、カラフルな映像美、そして今日の世界情勢を反映したアレンジによって、ミュージカル映画の新たな名作が誕生した。
ニューヨークの片隅にある一角、ワシントン・ハイツは、道端のラジカセ、アパートの窓、カーラジオなどからいつも音楽が流れる街。祖国を遠く離れた移民たちが暮らすこの街で育ったウスナビ、ヴァネッサ、ニーナ、ベニーの4人は、仕事や進学、恋につまずきながら、自分の夢を追いかけていた。しかしある時、街の住人たちに大きな危機が訪れる。そして、ある夜に突如起こった大停電。住人たち、そしてウスナビたちの運命が大きく動き出す……。
公開されたのは、主人公・ウスナビ（アンソニー・ラモス）を中心とした躍動感あふれる群舞のほか、ヴァネッサ（マリッサ・バレラ）たちによるプールでのミュージカルシーン、いつも女性たちの噂話で賑わう美容サロン、そしてウスナビら男性陣が路上で談笑する様子。さらに、街の“お母さん的存在”であるアブエラ（オルガ・メレディス）のホームパーティーの場面など、人々の活気あふれる姿が捉えられている。
すでにアメリカでは「新旧の偉大なミュージカル映画を想起させつつ、大きな飛躍を感じさせる」「今必要な希望のメッセージが込められている」「オスカー間違いなし。10年に1本の傑作ミュージカル」との絶賛が続出。アリアナ・グランデは「なぜこれほど美しく完璧なのかが理解できないくらい。驚くほどの出来栄え」、ヒュー・ジャックマンも「圧倒された。演技もダンスも音楽も演出も信じられないほどに素晴らしい」と称えた。米Rotten Tomatoesでは98%フレッシュを記録している。
原作舞台を手がけたのは、代表作『ハミルトン』がトニー賞最優秀作品賞など計11部門に輝いたリン＝マニュエル・ミランダ。作詞家・作曲家・脚本家・俳優・ラッパーと多才なミランダの初作が、この『イン・ザ・ハイツ』で、トニー賞で作品賞・楽曲賞など4部門を受賞（13部門ノミネート）。ミランダは映画版でも原案・製作・作詞・作曲・出演を兼任した。監督は『クレイジー・リッチ!』（2018）のジョン・M・チュウ。
若者たちの夢、逆境に立ち向かう人々の絆。ニューヨークの片隅から今の世界に、圧巻の歌とダンスが届けられる。魂を揺さぶる、感動のミュージカルの登場だ。
映画『イン・ザ・ハイツ』は2021年7月30日（金） 全国ロードショー。
