『イン・ザ・ハイツ』ドウェイン・ジョンソン&アリアナ・グランデの絶賛映像が到着 ─ ワールドプレミアからキャスト&監督コメントも

『ハミルトン』リン=マニュエル・ミランダによる傑作ブロードウェイ・ミュージカルの映画版『イン・ザ・ハイツ』より、アリアナ・グランデ&ドウェイン・ジョンソンらが登場する特別応援映像と、2021年6月9日(水)に開催されたワールド・プレミアのレポートが到着した。
公開前からアリアナ・グランデやヒュー・ジャックマンが絶賛し、米国のジャーナリストや批評家が出来栄えを称えていた本作は、米Rotten Tomatoesにて96%フレッシュを獲得。このたび公開された映像には、アリアナ&ドウェインらのコメントのほか、米国での盛り上がりがたっぷりと収められている。
『イン・ザ・ハイツ』ワールドプレミア上映レポート
『イン・ザ・ハイツ』は2021年6月11日に全米3456スクリーンで公開され、世界的ロングランヒットが期待されている。公開に先がけ、6月9日には、アメリカ最大の映画祭のひとつ「トライベッカ映画祭」にて、オープニング作品としてワールドプレミア上映が実施された。イエローカーペットにはキャストやジョン・M・チュウ監督が登壇し、主演のアンソニー・ラモスは「パンデミック後初のプレミア上映イベントだ!」と興奮をあらわにした。
アンソニー・ラモス(ウスナビ役)
このキャラクター(ウスナビ)と映画は、自分にとって特別なもの。演技を続けていこう、という強いインスパイアを受けました。舞台でも映画でも同じ役を演じられるなんて、めったにないことだから誇りに思っています。(撮影を通じて)僕たちはどんどん親密な関係になっていきました。一緒にいろいろなことをやり遂げて、絆がどんどん強くなっていった。今後、何年もこの関係を続けていければ良いと思います。
(『イン・ザ・ハイツ』という)人々が感動するような作品に参加できてうれしい。感動するだけでなく、日常に変化を起こそうと思わせるような作品。それが映画の力ですよね。僕らの仕事を観て、なにかを感じてもらえたらうれしいです。幸せになったり、悲しくなったり、笑ったり、泣いたり……なにかを感じてもらえる映画になっていればうれしく思います。
メリッサ・バレラ(ヴァネッサ役)
夢が叶ったという気持ちです。初めてブロードウェイで観て以来、舞台の大ファンだったから。この場所(ワールドプレミア会場)にいられて、美しい家族の一員になれて光栄です。ジョン(・M・チュウ)とリン(=マニュエル・ミランダ)が作った、この家族は本当に特別なもの。映画そのものより大きく感じるし、私も代表として、その一部に加われてうれしいです。
(この作品が)映画業界がもっと良くなる契機になればと思います。大スペクタクルだから、大きなスクリーンで見てほしい。私はもう7回観たけれど、スクリーンで観る前は何かが欠けていた。スクリーンで見たら、「こんなの観たことない」と思いましたね。作品にのめり込んで、まるでワシントンハイツに行った気になると思います。今こそ、劇場に戻る時だと思う。暗闇で、電話もなく、物語に入り込む体験。それが今、必要なものだと思います。ぜひ劇場で観てください。

ジョン・M・チュウ(監督)
(原作のミュージカルを)ブロードウェイで観て感動して、どうしても映画化したいと思っていました。僕はワシントンハイツの出身ではないし、ラテン系でもないし、カリフォルニアの中華料理屋で育ちました。だけどリンが描いたのは、僕自身の家族の話だった。初めて観たときから10年を経て、やっと夢が叶いました。打ち合わせのためにリンとコーヒーショップで会った時、彼は『ハミルトン』の役柄の髪型で怖かったですね。
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